9月20日。
当初の予定では、この日は阿里山で1泊し、そのまま山間部をバスで北上しながら原住民の村を訪ねるつもりでした。ところが台風が迫っているらしいとのこと。
台湾の台風はどうやら甘く見てはいけないらしいのです。泊まろうと思っていた宿に電話すると、「明日の午後は台風が来るのでお客さんを全員キャンセルにした。阿里山も入山禁止になる予定。だからもし阿里山に来るなら明日日帰りにした方が良い」とのこと。そう言われたらそうするしかありません。
宿は同じゲストハウスが空いていたのでそのまま連泊することにして、この日は早朝から阿里山に行くことにしました。なんと5時起き。
嘉義駅から阿里山までバスで3時間半は思った以上にきつく、往きも帰りも吐いてしまいました。
バッグにビニール袋を入れておいて、本当に良かったです。
でも阿里山は本当に行って良かったです。
こんな感じで遊歩道があります。
そして、樹齢1500~2000年の檜がたくさんあるのです。
私は大木が大好きなので、もう堪りません。
これ、ハートの形をしているのがわかりますか?
実は、「Love Forever」と名前が付いています。
そしてこれは、日本時代に「御神木」とされた檜です。
雷が2回直撃し、中が割れてしまった際、台湾全土で「この御神木をどうすべきか」というアンケートを取ったそうです。3回も。その結果、切って横に倒した状態で阿里山駅に残そうということになりました。
これは阿里山駅。
正面から。
阿里山鉄道は、森林資源輸送を目的に日本が作ったものです。急峻な山の中を通す為、このようなスイッチバック式になっています。
この日私が乗ったバスは、公共のバスではなく、おばちゃんが個人でやっているミニバス。ちょっとあやしいかなと思ったのですが、公共のバスと同じ時間、同じ料金だったので良しとしました。ただ、おばちゃんの方は、私がちゃんと帰りも乗ってくれるのか心配だったようで、私が阿里山の遊歩道をしばらく歩いたところまで上り坂を走って追いかけてきて、何度も何度も「サンティエン(3点)(3時)」と念押ししました。彼女は中国語しか話せず、私は中国語はほとんど聞き取れないので、不安だったようです。それで彼女の携帯番号を書いてくれたので、私はその場で彼女の携帯に電話したら、少し安心したようでした。そのやりとりが何だか楽しかったです。
結局帰りは、別のおじさんが待ち合わせ場所に来て、私と他何人かを乗せました。どうやらここで働いている人を乗せたようで、途中その人たちの家に寄ったりしながら嘉義駅に到着したのでした。
その時の私は気分も悪く、よれよれで車から降りると、おじさんが「大丈夫か?」と心配してくれましたが、何とかゲストハウスまで帰ることができました。
やっぱり阿里山の日帰りはやめた方が良いと思いますよ、皆さん。
第五話はこのへんで。
当初の予定では、この日は阿里山で1泊し、そのまま山間部をバスで北上しながら原住民の村を訪ねるつもりでした。ところが台風が迫っているらしいとのこと。
台湾の台風はどうやら甘く見てはいけないらしいのです。泊まろうと思っていた宿に電話すると、「明日の午後は台風が来るのでお客さんを全員キャンセルにした。阿里山も入山禁止になる予定。だからもし阿里山に来るなら明日日帰りにした方が良い」とのこと。そう言われたらそうするしかありません。
宿は同じゲストハウスが空いていたのでそのまま連泊することにして、この日は早朝から阿里山に行くことにしました。なんと5時起き。
嘉義駅から阿里山までバスで3時間半は思った以上にきつく、往きも帰りも吐いてしまいました。
バッグにビニール袋を入れておいて、本当に良かったです。
でも阿里山は本当に行って良かったです。
こんな感じで遊歩道があります。
そして、樹齢1500~2000年の檜がたくさんあるのです。
私は大木が大好きなので、もう堪りません。
これ、ハートの形をしているのがわかりますか?
実は、「Love Forever」と名前が付いています。
そしてこれは、日本時代に「御神木」とされた檜です。
雷が2回直撃し、中が割れてしまった際、台湾全土で「この御神木をどうすべきか」というアンケートを取ったそうです。3回も。その結果、切って横に倒した状態で阿里山駅に残そうということになりました。
これは阿里山駅。
正面から。
阿里山鉄道は、森林資源輸送を目的に日本が作ったものです。急峻な山の中を通す為、このようなスイッチバック式になっています。
この日私が乗ったバスは、公共のバスではなく、おばちゃんが個人でやっているミニバス。ちょっとあやしいかなと思ったのですが、公共のバスと同じ時間、同じ料金だったので良しとしました。ただ、おばちゃんの方は、私がちゃんと帰りも乗ってくれるのか心配だったようで、私が阿里山の遊歩道をしばらく歩いたところまで上り坂を走って追いかけてきて、何度も何度も「サンティエン(3点)(3時)」と念押ししました。彼女は中国語しか話せず、私は中国語はほとんど聞き取れないので、不安だったようです。それで彼女の携帯番号を書いてくれたので、私はその場で彼女の携帯に電話したら、少し安心したようでした。そのやりとりが何だか楽しかったです。
結局帰りは、別のおじさんが待ち合わせ場所に来て、私と他何人かを乗せました。どうやらここで働いている人を乗せたようで、途中その人たちの家に寄ったりしながら嘉義駅に到着したのでした。
その時の私は気分も悪く、よれよれで車から降りると、おじさんが「大丈夫か?」と心配してくれましたが、何とかゲストハウスまで帰ることができました。
やっぱり阿里山の日帰りはやめた方が良いと思いますよ、皆さん。
第五話はこのへんで。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます