NORIKO HIRANO ひらののりこ  

Composer, Arranger, Pianist
作・編曲家、ピアニスト
 

インド 第7話 最終章

2012-03-09 23:06:36 | 旅行
図書館でこんな写真集を借りてきた。
内山澄夫著「Maharaja my Dream 夢か、マハラジャ」



“尾張藩のお殿様”というより天皇家のような風格があるわねえ。
この本、1988年に出版されているが、内山さんは8年もラジャスタンに通い、そのうちの1年はジョードプルに住んで写真を撮ったとのこと。
真ん中に写っているのがマハラジャのガジュ・シン2世(Gaj Singh II)、向かって左側がシバラージ・シン王子(Shivraj Singh)。マハラジャは当時36歳、王子は11歳。

そしてマハラニ(王妃)は、占星術によって選ばれたネパール王家の血を引く女性。
マハラジャとの間にはシバラージ・シン王子のほかに王女がいらっしゃる。
王女を将来ラージプート族の王子に嫁がせたいマハラニは、王妃になるための教育としてこんなことを言ったという。
「女は一生をかけて男に祈っていくの。そのためには、あなたは祈れる女性にならなければならないし、あなたの祈りが通じる男性を見つけなければいけないわ。」


ほかにもこんなエピソードが書かれている。
インドでマハラジャ制度が公式に無くなったのは1947年8月15日。ガジュ・シン2世はその翌年に生まれたので、法的にはマハラジャではない。ところがここジョードプルの民衆たちは王を慕っていたため、マハラジャ平民化に反対。インドからの独立運動を続けたという。
「我々はマハラジャの臣民であって、政府の人民ではない」と言って。




その後のマハラジャのことが気になって調べてみたら、まだお元気にご活躍のようだ。
このサイトの上から5つ目の写真がその後の写真。王子はこんなに素敵に成長されたのね~。
http://viagensculturais.wordpress.com/2011/05/22/umaid-bhawan-o-majestoso-palacio-do-seculo-xx-em-jodhpur/
ちなみにここに載っている写真はマハラジャが住む宮殿で、一部はホテルになっている。
とっても豪勢だ~。





ジョードプルの街を歩いていたら、こんなことが。マハラジャと関係のあることだろうか。







8日間この街に滞在し、デリーに戻った。
ゲストハウスでテレビを見ていたら、面白い番組をいろいろ見つけた。

シーク教徒のおじさんの料理番組。



ドラえもんもやっていた。主題歌はヒンディー語だった。

あと、インドらしいと思ったのは、神様アニメ。
「Little Krishna」





そんなわけでインド旅行記はこれでオシマイ。
最後まで読んでいただいた方、どうもありがとうございました。
楽しんでいただけましたでしょうか?








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