競合店ができたことや新型コロナなどで、商売の形態も様変わり。外販が主になり、平日はお街へ、週末などはフリマやマルシェに出店するようになりました。
そのお街でのこと。空き店舗前で販売していましたが、借り手が決まり動かなければならなくなりました。「決まりそう」と予告は受けても、まだお客さんに話せる状況でもなく・・・と思っていたら本契約が済んで即座!お客さんに告知できないままの移動となりました。
2週間位は夫婦で行って、夫が元の場所で案内をし、私が新しい場所で販売。目立つようにのぼり旗も2カ所に出して、やってるアピール。
「もうだいたい案内できたかな…」
現在5ヶ月になろうとしています。移動したのは同じビルの角を曲がった駐輪場。通りが変わると、通る人も変わるものですが…
一昨日、「今日、通りがかった女の人が『ここでやってたんですね。父に教えてあげよう』って言ったんだけど、あの夫婦の娘さんかなぁ?『父がお宅の○○が好きでね』って、具体的に○○っていうワードが出たら、もうあのお父さんしか浮かばない」と、夫。
以前、週に1、2回寄ってくれたご夫婦がいたのですが、移動してからお見えにならないので、気になっていました。最初のうちは「旗を出していてもここがわからないかなぁ」と話していましたが、あまりに来ないので、「どうしちゃったんだろうねぇ」と、勝手にご主人を病気にしちゃったり、挙句の果てには殺してしまったり…
そしたら今日、「娘が教えてくれて…」と、ご夫婦が来てくれました。新しいお店ができてやめたと思ってたみたいです。夫が移動した時のドタバタ劇を話したそうですが、モヤモヤしてたものがスッキリ!私達の勝手な想像を申し訳なく思い反省した次第です。
家族の会話でうちのことをあげてもらえたことが嬉しい。ご夫婦がどこから買いに来てくれるのか?何人家族なのか?何も知らないでいましたが、会話があるお子さんが同居なのか別なのかわかりませんけど、少なくとも近くにいることは確か!何かあっても安心!
幸せなご夫婦だったんだなと、ほっこりした気持ちなりました。
ここ10年位を振り返ると、本当に色々なことがあって…
一難去ってはまた一難
次から次へと災いが…
激動の10年。
細々と商売を続けていて、話題にしてもらえることや頼りにしてもらえることは嬉しく、ありがたいことだと感謝です。