昨年11月2日に、15季ぶりにアネハヅルの渡来が確認された、出水に出掛けて来ました。
渡来当初は、近くでは見られないなどの情報もあり、行くタイミングを計っていましたが、いよいよ北帰行も
始まったとのことで、01/31(金)、02/01(土)一泊二日の日程で決行しました。
01/31(金)出水市ツル観察センターには10時前に到着、アネハヅルの状況を伺うと、近くに来ることもあるが
滅多に無いとのこと、この日も見られてない。屋上に上がり、双眼鏡で探しますが、小生の眼では見つけることが出来ません。2階に降りて、ダメもとで伺うと、今は見えなくなったがセンターから見て右側の奥で見られたとの情報をいただき、近くに行きました。何処も進入禁止で見つかりません。諦めて、西干拓に降りて、方々探しますが見つかりません。お昼になって、再度センターに戻り、伺うと午後は東干拓に移動することが多いとのこと。
東干拓の観察小屋で伺うと、昨日もその辺に来たとのこと、期待に胸を膨らませて、いつものようにカメラマンを探しますが、大勢が居るところは見つかりません。疲れたので、車から降りてぼんやりしていると、突然後ろから、声をかけられ、振り向くと、顔馴染みの日本野鳥の会北九州支部の方が5名、小生と同じく一泊二日で来たとのこと、地獄で仏とはこのことで、朗報をお願いし、探索を再開しました。
結局この日は空振りに終わりました。
02/01(土)朝日に映える飛翔シーンを期待して、日の出前に、東干拓観察小屋に着きました。日の出には間に合いましたが、場所が悪く飛翔シーンは失敗しました。
観察センターの開館時間の9時に日本野鳥の会北九州支部の方と合流し、屋上で観察、皆さん持参のスコープで
探しますが、見つかりません。餌場から一斉に飛び立つ姿を見たりして待っていましたが、1時間ほど経った時、ついに待望のアネハヅルを見つけてくれました。いつも他力本願ですが、大感謝です。
かなり距離がありましたが、はっきりと視認できました。
しばらくして、少しでも近づきたく、道路に移動しました。
1.出水市ツル観察センター 屋上から、Nikon D500+200-500mmでの手持ち撮影
2.観察センター近くの路上から
距離も数100mあり、pixel等倍近くまで大トリミング、おまけに天気が良すぎて陽炎で画像は全く良くありません。
欲張って、テレコンを1.4xから1.7xに付け替えたのが大間違いで、羽を広げるシーンなども見られましたが、全滅、カメラのMonitorで詳しく
確認すれば良かったと反省です。
アネハヅル(姉羽鶴、学名:Anthropoides virgo、英名:Demoiselle Crane、科属:ツル科アネハヅル属、体長:95cm、時期:冬鳥)
羽色が美しく、立ち姿に姉のような気品があるので「姉羽鶴」。兄や妹では役不足。
日本で見られるツル類では最も小さく、体型はほっそりしている。成鳥には、目の後方に伸びる純白の房状の羽毛、胸にかかるほど長く伸びている黒い前頭部の羽毛、これら飾り羽のような羽毛があり、全体の羽色も美しい。
立つ姿にも品がある。
(安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社、2008年 32頁)
アネハヅルは、今迄にも、鳥取、筑波山、など情報をいただきましたが、遠いこともあり行けてませんでした。
今回、何とか出会えて、やっと念願が叶いました、これで日本で見られる、ツル7種(ナベヅル、マナヅル、クロヅル、カナダヅル、ソデグロヅル、アネハヅル、タンチョウ)は全て撮影出来ました。
お世話になった皆さんに感謝です。
撮影機材:カメラ:Nikon D5
レンズ:Nikon AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR+Ai AF-S Teleconverter TC-14E II
撮影日時:2020年02月01日10:28~
撮影場所:鹿児島県出水市
全部をフォトチャンネルにしました。スライドショーでご覧ください。
アネハヅル(鹿児島県出水市)
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