ベイスはラブラドールレトリーバーの盲導犬です。ユーザーは大阪の視聴覚二重障害者福祉センターすまいる理事長である門川紳一郎(かどかわ しんいちろう)さん。彼のことはこのブログで3年前に紹介したことがあるので、ブログ読者は覚えていてくれると思います。
門川さんは、盲ろう者として初の盲導犬ユーザー。当時NHKや新聞で取り上げられたのでご覧になった方もいるでしょう。
今日は、JASS事務所への行き方を覚える練習のために来所。地下鉄東西線飯田橋駅A5出口で待ち合わせて、徒歩1分の事務所まで一緒に歩きました。
「この道をまっすぐ~」
「ここから入るんだよ!覚えたね!」
一緒に歩いて思ったのは、盲導犬って大きいのですね。
今まで聴導犬はたまに見たことがありましたが、盲導犬を間近に見るのは初めて。大きくて力が強い! 負けずにこちらが主導権を取る必要があり、力が必要です。
(追記:訓練士さんと会う機会があり、「ベイスは大きい方。門川さんは目立つ必要だから」そうです)
事務所員と挨拶
休憩でくつろぐベイス
通常、盲導犬の指示語には英語を使うそうですが、門川さんは大阪弁を使っています。
「いこか」。
休憩中でもすぐに指示体制にはいっていたベイスです。
ベイスは盲導犬なので音に反応してユーザーに知らせる聴導犬の役割はしません。
門川さんによると「日本では両方の役割を訓練する技術がまだ整っていない」とのこと。
つぶらな瞳のベイス。JASS事務所の場所、覚えたよね。また来てね!
こちらも是非お読みください。盲導犬取得に至る経緯をつづった門川さんの寄稿です。
「盲ろうの門川さんと盲導犬の挑戦」(上下)
http://db-smile.jp/article/article-16.html (別ページが開きます)
http://db-smile.jp/article/article-18.html (別ページが開きます)
たか記