ユニコムかつしかつれづれ日記

NPO法人ユニコムかつしかのパソコン教室活動などのよしなしごとを、そこはかとなくゆるりと書きしるしてまいります

小菅で思い出したこと

2018-01-04 | 日記

暮らしを彩るパソコン教室。

その会場の一つが4月から変わります。

お花茶屋図書館から小菅憩い交流館へ。

 

小菅といえば東京拘置所のあるところ。

画像の角丸四角形が拘置所、右側の楕円のところが新会場です。

拘置所に近くて便利・・・ということはないのですが。

 

小菅で思い出すことが幾つか。

その中で最も古い思い出を一つ書きます。

高校生の頃、級友から「安吾を読め」と言われて読みました。

 

郷里出身の無頼派作家、坂口安吾の作品。

その時は、「堕落論」「日本文化私感」を読んだ記憶があります。

たしか、そのどちらかに小菅の刑務所のことが書かれていたような・・・。

 

本棚から文庫本の全集を引っ張り出して調べてみました。

書かれていたのは、日本文化私感の中の、「美に就いて」のところ。

装飾のまったく無い小菅の刑務所に強く惹かれた、とあります。

 

余計な細工や仮構が無く、必要性だけでできた施設。

刑務所のほかに、墨田のドライアイス工場、横須賀港で見た軍艦。

それらにも安吾は同質のものを感じ取ります。

 

級友の感化で、以来、安吾を夢中で読みました。

初めに評論全集を、次に全作品を網羅した全集まで買い込むハメに。

わたしもずいぶん安吾の影響を受けている気がします。

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