「少年時代(上)(下)」
著者 ロバート・R・マキャモン
訳者 二宮磬
ふらふら度★★★☆☆
20220828日→20221023日
読書歴30年、1001~1002冊目の読破である。8月に念願の生涯読破1000冊を達成し、更なる高みの生涯読破2000冊を目指そうと張り切っていたが、その第一歩で、いきなりスローダウン…。翻訳モノの上下巻に2ヶ月の大苦戦。「Nintendo Switch」と「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン」を買って、ゲーム三昧な自堕落生活を送っていたので…。
ドラクエとは、約40年の付き合いだからねェ。ナンバリングタイトルや派生したスピンオフ的ゲームの多くをプレイしているが、オンライン課金ゲームが大嫌いなので、「ドラゴンクエストX オンライン」は、手付かずだった。それが、オフライン版として再構築され発売されたので、もう我慢できなくて…。昔ほどゲームをしなくなったが、ドラクエだけは、特別なのだ。
しかし、ドラクエがなくても、この上下巻の読破は、かなり辛かっただろう。翻訳モノあるあるだが、とにかく文章がギッチリなのだ。もう、長いこと長いこと…。しかも、作家も作品も知らないで、表紙の雰囲気だけで手に取った、いわゆるジャケ買い本だから余計に辛かった。生涯読破2000冊への第一歩を未知の世界で始めたかったんだよねェ。
そこそこ面白かったけど、いまいち夢中になれなかった。少年の成長を描いた冒険小説であり、1960年代のアメリカを舞台にした時代小説であり、殺人事件を描いたミステリであり、魔法を信じる人々のファンタジーであり、闇の世界を覗いたホラーであり…。色んなフレーバーのミックスジュースなんだけど、どれも中途半端で、結局、甘さだけが残ったような感じだった。
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