
ヤマハ ダイナミックギター。
年末に買い取った品のひとつに古いギターがあって、ずっとほったらかしだったんですが 昨日掃除して弦も買ってきて張りました。
一見すると鉄芯も入ってないしピックガードもない造りでガットギターのように見えます。でもボディはしっかり補強されていてネックも細い。ちゃんとスチール弦が張れるフォークギターなんです。
素性は1960年代前半の製品で、日本のフォークギターの黎明期 クラシックギターの製造やノウハウしか無かった頃 なんとかフォークギターたり得る構造を模索した形なんでしょう。
うちに来たとき切れたスチール弦がそのままで、塗装は荒れていますが特別損傷もなくフレットも減ってないのでそのまま使えるなぁとは思ったんですが、たとえ1000円でも弦を買い奢ってはたして値が付くの? と思うと後ろ向きでした。
でもまあ手元においておくつもりで再生することに。スチール弦のギターは3本もありますから、ナイロン弦張って楽しむことにしました。なかなかいい音がして、まだまだ技術や経験が乏しい時代の産物なのに 勤勉な日本人の作る楽器だなぁと感心します。