緑の指は永遠の憧れ

亡きお姑様から畑を引継ぎ、この春から右往左往しつつ作業開始。
覚え書きを兼ねアタフタぶりを記していきます。

プロのサクランボ

2020-06-28 13:40:58 | 
え〜。

主人のお姉さんから本場・山形のサクランボが送られてきました。

義姉さんの旦那さんのご実家がサクランボ農家だとかで
毎年恒例で2キロ箱入り。

いつもありがたく美味しく頂いていますが
今年はちょっと目線が違いますよ。

うちのサクランボと比べて、さあ、どうだ!
負けないぞ!

と、蓋を開ければ、即白旗。

なんと大きくてなんとツヤツヤで
しかも甘いんじゃろ。

う〜ん。

さすがプロ。

唸りながら、家族でパクパクいただくしかありませんでした。

うちのサクランボ(正確には叔父さんのだけど)は
まだまだ発展途上です。

どこかに視察とか行きたいなぁ。

TARO CAFEさん

2020-06-27 15:53:26 | 何ということもないこと
なんだかもんやりしたお天気です。

本業が忙しくて月曜までの締め切りのを大小合わせて
5つ抱えてるんですが、
どうにも気が乗らなくて、パソコンに向かってはいるものの
関係ないサイトとかばかり見てしまう。

まずい。まずいわ。と思いながらも
気がのらないと全然進まないし、
まあ、切羽詰まれば集中できるでしょう。と
イラスト素材をダウンロードしたりしながら
会津のカフェ情報を巡ったり。

なんか、猪苗代のカフェ情報を見るとどこのサイトでも
TARO CAFEさんがトップで出てくるのねぇ。

画像見るとなんだか懐かしい。
あの席で、私たちも…って。

胸に迫るものがあります。

むか〜し、娘が不登校だった頃、
校舎に入れなくて車の中で丸まって泣いてる娘を
家に連れ帰れなくて(ばあちゃんが不機嫌になるからね)、
毎日のようにドライブして回ってた。

いろんなところまであてもなくドライブする日々。

ちょっと気持ちが落ち着いてきた娘と
無言だったりぽつぽつ話をしたり。

そんな中で時たまTARO CAFEさんにも寄ってたんだぁ。

美味しいケーキと飲み物いただいたり
お昼時だとホットサンド頼んだり。
学校のジャージ着たまま、平日の昼下がりに立ち寄る
変な親子連れ。

わりと若い男性のスタッフさんが、
いい感じにほったらかしておいてくれて
居心地が実によかった。
美味しいもの食べて飲んで、娘もいつの間にか笑顔になってたよ。

娘の不登校で毎日が戸惑いと悲しみと怒りと焦りと・・・
そんなものでいっぱいだったのに
無理して笑ってた自分にも癒しだった気がする。

あの頃はねぇ、TARO CAFEさん、本当にお客さんがいなくて
貸切状態だったので入りやすかったんだよねぇ。
嘘みたいだねぇ。

なんとなく
『立派になったねぇ』と妙に成長した子供を見守るような気持ちで
あの道を通るたびに、ついつい目をやってしまう。

そして、『ああ、今日も混んでるねぇ。繁盛するようになってよかったねぇ』と、
一抹の寂しさを感じながら通り過ぎる。
いつかまた娘と行きたいなぁって思うのだけれど
もうあの頃みたいな静けさは
(いい感じにBGMはかかってたんだけど)
味わえないんだろうなと思うと
なんとなくあの頃の記憶が上書きされるのもいやなんだな。

頭に残ってるイメージはしっとりした深い深い翠と濃い茶色の空間。
革張りのソファ席に埋もれるように座ったり。
爽やかだけど明るすぎないトイレ。
目に眩しいそば畑。
店内とは雰囲気の違う明るいテラス席での
紅茶の注がれた白いカップ。

あの頃と同じ雰囲気を味わいたいけど
そうするには貸切にしないと無理だろな。
そうして、それはそれで特別感が出てしまって、
やっぱり当時とはまた違うんだろう。

あの頃に戻りたいかって言われたら

よくわからないな。

あの頃に戻ったら、何かできるだろうかと思ったりもするけど
未だに正解なんてわからないし、
人と人との巡り合わせが変えられないなら
また同じことになりそうだ。


今も平日に娘は横にいる。
フルタイムでは働けないけど、バイトに行き
サクランボ農園もやっている。
時にはままならない体調で人と同じことができないことに
焦ったりひどく落ち込んだりもするけれど
毎日まあまあ笑顔で過ごせてる。

今が幸せかどうかは
本人にしか判断できない。
周りから見たら不幸かもしれないけど
どうなのかな。

まあ、自分としては『世はこともなし』ってことで。

でもいつかいい人見つかるといいね〜とは思う。

さくらんぼ終了

2020-06-25 14:56:08 | 
さて、残りのさくらんぼに望みをかけて
せめて最後にもう1回だけ出荷したいね。と
娘と朝5時半にさくらんぼ畑へ。

・・・ありませんでした。

昨日、ネズミが餌となることもあるということで
鼠穴に小袋の殺鼠剤を入れてきたんですが
それを食べたネズミが1匹だけ死んておりました。

まだ実が残っている木に望みをかけてやってきた
トゲトゲ巻きと除草シートと木酢液と赤い布とテグスとキラキラテープは
役に立ってませんでした。

その木の根元に置いてきた
ネズミ捕りぺったんこにはなんとスズメが4羽かかってました。
他に飛び回っているスズメが2羽。

ハクビシンは大きく育ったダイアナブライトの
赤いおいしいとこだけを
たっぷり食べていったようです。

これで今季のサクランボは終わり。

ダイアナブライトってすごく大きい品種でしかもジューシーで甘〜いのです。
最後にそれを出荷したらあきらめもつくかなと思っていて
頭の中で新しいPOPの文言やら
パッケージの帯に何かコピーを入れようかとか考えていたのですが
敵もさる者。
何しろ命がかかってるんですから執着が違う。
見事にやられました。

もう、出荷するほどの数もまとまらないので
本家に終了したことを報告して
売り上げの半分を持っていくつもりです。

はぁ〜。
最初の頃は楽しかったなぁ。

前半、出荷してる時は充実感にあふれ、
後半のハクビシンと鳥の対策をしている時は
虚無感すごかったです。

すっきりしない終わり方だけど仕方がない。

来年は電柵を勧められたので
もっと強硬な手でいきたいと思っています。
罠猟の資格取れば、役場に申請したら駆除できるのかな。
ちょっとまだこちらも本気度が足りなかった。

動物愛護とかいろいろ言う人もいるかもしれないけど
とにかく農作物をやられるのは、収入的にも痛手だし
精神的にもすんごい落ち込みます。

今まで農作物泥棒とかのニュースで見ても
気の毒になぁ・・・くらいの他人事に感じていましたが
実際に手塩にかけて育てたのをやられたら
怒り心頭だと思いました。
今回我が家は、育てる部分をやっていなくても
すごく頭にきたしガッッッカリしましたから。

まあ、いろいろ考えたいと思います。




あり

2020-06-22 14:48:34 | 
今年はどうも、畑にアリが多い。
しかも野菜の根元に巣を作ってる。

ふと気が向いて買ってみたセロリ3本の根元にびっちり。

たった1本の黄色いズッキーニの根元にびっちり。

スイカの根元にびっちり。

その他あっちにもこっちにも。

ありの除去って難しい。
売ってる忌避剤とか、植物にはかけないでって書いてある。
もしくは『巣に持ち帰って効き目が出る!』と。
セロリの根元に持ち帰られたらいやじゃないですか〜。

困ったことに本数の少ない野菜の根元を狙ってる気がする。

ありの巣がある野菜はやっぱり生育が悪くて
スイカ5本のうち2本がチリチリ。

これじゃ夏場のスイカが足りないわ。

今からじゃ苗も売ってないし・・・

ということで、ホームセンターにたった1袋だけ売れ残っていた
スイカ、しかも大玉スイカの種を駄目元で蒔いてみることに。

東北南部の蒔きどきは『4月中旬〜5月中旬』
ははは・・・

なんたって異常気象の昨今。
もしかしたら、今から急に5月の蒔きどきくらいに寒くなったり
9月や10月まで暑かったりしないとも限らないじゃないですか〜と
自分に言い聞かせ、丸く畝を立てて、しかも直植え!

チャレンジャー!