月夜の晩に、帰ってみたら、
ゴミ箱の内側に張ったビニール袋が萎んでいた、
?? とおもいながらビニール袋を元のように張り、
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暫くすると、
ガサガサと音がする、
うん、ゴミ箱の方から、
で、
ゴミ箱の方に行ってみると、
ビニール袋の中にハツカネズミが・・・・
ビニール袋が萎んでいたのはこいつのせいか!!
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さて、
このハツカネズミは外に出られないでいる、
ここで、
このハツカネズミをどうするか、わたしの判断が求められるわけだ、
このままにしておいたのでは、夜中じゅうガサガサうるさくて、寝られないだろう、
ビニール袋を締めてベランダに出しておくことも考えられる、後日ゴミとして出せばいい、
でもね、
こいつにはこいつの生涯というものがある、
自分の生涯は自分で考えさせたいものだ、
ということで、
ビニール袋を持ち、ベランダに、
そして、ビニール袋を横にして、ハツカネズミを出してやった、
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ま、
ここのところの冷え込みで、家の中に入ってきたのだろうし、
お腹が空いて、ゴミ箱に入ったのだろうから、
また、外に出るということは、
こいつにとっては再び寒さと空腹の試練にさいなまれることになるだろう、
だが、
たとえば、こいつの小屋を部屋の中に作って餌をあげてということも考えられたが、
それでは、こいつの生き方を、わたしが勝手に限定してしまうことになりかねない、
ネズミにはネズミ道というものがあるはず、
こいつには、そのネズミ道とやらを貫いてほしいのだ、
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