神は人の曲がった心ではなく、純粋で正直な心を求めている。人が神に自分の心の真実を話さないならば、神はその人の心を動かすことも、その人の中で働くことも無いであろう。したがって、祈りにおいて極めて重要なことは、自分の本心から来る言葉を話し、自分の欠点や反抗的な性質を神に告げ、ありのままの自分を神に曝け出すことである。そうして初めて、神はあなたの祈りに関心を抱くであろう。そうでなければ、神はあなたから顔を隠すであろう。祈りの最低基準として、あなたは自分の心を神の前で平静に保つことが出来なければならない。また心が神から離れてはならない。おそらくこの期間、あなたは新しい、もしくはより高い観点を得ていないかも知れないが、あなたは祈りを用いて現状を維持しなければならない。後戻りすることは許されない。これこそがあなたが果たさなければならない最小限である。それすら実現出来ないならば、それはあなたの霊的生活が正しい道に入っていない証拠である。その結果、あなたは元来のビジョンを持ち続けることが出来ず、神への信仰を失い、それに次いであなたの決意は消失するであろう。あなたが霊的生活に入ることは、あなたの祈りが正しい道に入ったかどうかにより特徴付けられる。全ての人がこの現実に対して真摯に取り組み、祈りにおいて自らを意識的に訓練しなければならない。消極的に待っているのではなく、意識的に聖霊に触れられることを求めなければならない。そうして初めて、彼らは真に神を求める人となるであろう。