桜燕日記 Sep. 5, 2019

　5日午前11時40分ごろ、横浜・神奈川区の京浜急行本線・神奈川新町駅に隣接する踏切で、線路内に立ち往生した大型トラックに快特列車が衝突。トラックの運転手が死亡し、列車の乗客乗員が30人以上負傷するという痛ましい事故となった。
　衝突した列車の先頭車両にはモーターが積まれており、一般的な先頭車と比べて車体が重かったため、かなりのスピードでトラックに衝突し、脱線しながらも転覆を免れた。もしも車体の軽い列車だったら、もっと大きな事故に繋がっていただろう。

　トラックの運転手は、運転歴は長いものの、今回の事故現場付近の地理には詳しくなかったという。線路脇の狭い道を通り、踏切横の交差点で右折しようとして立ち往生、何度か切り返しているうちに遮断機が下り、踏切内に取り残されてしまったことにより、今回の事故に繋がった。
　トラックには、カーナビが搭載されていたという。しかし、カーナビは設定を誤ると、ときにとんでもない経路を案内することがある。私自身はカーナビを使ったことがないが、カーナビの付いている車が先導して出かけた際、田舎の畦道のようなところに入り込んでしまった、という経験をもつ。

　車で出かけるときは、カーナビに頼り過ぎないように、事前にルートを把握しておくことが大切である。
　私自身、車で遠くに出掛けることはほとんどないが、今回の事故を他山の石として、肝に銘じておきたい。