先週、「死体は語る」でお馴染みの法医学者・上野正彦氏が
講義のため来校してくださった。
スライドに映し出される死体や部分的な解剖写真は
さすがに生々しい。
血や手術シーンは特に苦手でもないが
黒ずんだ全裸の死体は、“血”よりも惨たらしく見える。
そんな中に、喉から気管にかけて解剖した写真があった。
喉に、義歯(入れ歯)が詰まっている。
義歯が喉に詰まって窒息死するケースがあることは
授業でも学んでいた。
そんなバカな! ありえない!
そう思っていたが、実際は少なくないそうである。
高齢者はよくむせる。
“誤嚥”(ごえん)といって
食道に行くべき食べ物や唾液が気管に入りやすいのだ。
それに対処しようとする反応でむせるのだが
むせ続けると肺の中の空気が少なくなり
苦しくなって「ス~~~」っと過剰なまでに吸い込むことになる。
その大きな吸引力によって
あろうことか、義歯まで吸い込んでしまうというわけだ。
部分入れ歯ではなく、上下揃った立派な義歯である。
そんなにも大きなものが喉元に引っかかり
呼吸を妨げて死に至らしめるのだ。
恐い。恐すぎる。
身近に義歯をした高齢者がいたら、どうかお気をつけください。
講義のため来校してくださった。
スライドに映し出される死体や部分的な解剖写真は
さすがに生々しい。
血や手術シーンは特に苦手でもないが
黒ずんだ全裸の死体は、“血”よりも惨たらしく見える。
そんな中に、喉から気管にかけて解剖した写真があった。
喉に、義歯(入れ歯)が詰まっている。
義歯が喉に詰まって窒息死するケースがあることは
授業でも学んでいた。
そんなバカな! ありえない!
そう思っていたが、実際は少なくないそうである。
高齢者はよくむせる。
“誤嚥”(ごえん)といって
食道に行くべき食べ物や唾液が気管に入りやすいのだ。
それに対処しようとする反応でむせるのだが
むせ続けると肺の中の空気が少なくなり
苦しくなって「ス~~~」っと過剰なまでに吸い込むことになる。
その大きな吸引力によって
あろうことか、義歯まで吸い込んでしまうというわけだ。
部分入れ歯ではなく、上下揃った立派な義歯である。
そんなにも大きなものが喉元に引っかかり
呼吸を妨げて死に至らしめるのだ。
恐い。恐すぎる。
身近に義歯をした高齢者がいたら、どうかお気をつけください。