ちかさんの元気日記

辛いことを乗り越えて元気に生きている私“ちかさん”の
涙と怒りと笑いの介護記録。

近距離スカイプ

2013-12-04 22:20:32 | 日記
おっさんが仕事を辞め
4日間の休暇を経て明日から新しい職場に行く。

バスによる催事や冠婚葬祭会場への送迎という職種は
変わりないが
せめて、目的地や休みが前もって知らされる職場にと
悩んだ末に決めた転職だった。

しかし採用後、手続きのために新しい職場に行ってみると
面接のときに聞いた話と違う。
どうやらここも、前の職場とそれほど変わりはなさそうだ。

まあ、そういうことはある。
面接のときは、どこもいい顔しか見せないもんだから。
かつて大手R社の求人雑誌に携わっていた私だから
その辺のところはよくわかる。
だから面接時にはとことん質問しておいでと
しつこく言っておいたのだけれど
「収入がなくなるとお前に迷惑かけるから」と
おっさん、焦ってしまったらしい。

というわけで、再就職を明日に控えながらブルーなおっさん。
夕食時、私が深夜に友人とスカイプで楽しんだときの話をしたら
いいなあ、オレもやりたいなあと言う。

彼の中に居座り続けている不況と五十肩と更年期障害。
それを緩和できるのなら、力になろう。
中島みゆきの「空と君とのあいだに」の歌詞を借りて
♪君が笑ってくれるなら、僕は何でもしよぉ~
ってなもんだ。

というわけでさっそく彼のiPadをいじくり
スカイプができる状態にしてあげた。

さあ、おやりなさい、スカイプを!
楽しみなさい、交流を!

しかし誰と?
そっか、私しかいないわね(溜息)。

かくして、同じ部屋の、たかだか2、3メートルほどの至近距離で
スカイプをするおっさんと私。

「ほらほら、モニターに私の顔、映ってるでしょ?」
「ホントだ! テレビ電話だ! 便利なもんだなあ」

相変わらずの馬鹿夫婦。
しかしこの男、私がいなくなってしまったらどうするんだろう・・・?




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