ちかさんの元気日記

辛いことを乗り越えて元気に生きている私“ちかさん”の
涙と怒りと笑いの介護記録。

おっさん、現時失業中。

2013-12-21 00:15:07 | 日記
どうやらまだ書いていなかったようだが
おっさんは就職したバス会社をとっくに辞めている。

3日間だけの就職。
最短記録だ。

毎朝(というか夜中)2時半に起きて出社し
帰ってくるのは夜の9時、10時。
寝る暇もない。
ひどいもんである。

バス業界とは、こんなにも悲惨だったのか!?
これじゃあ、事故が起こるわけだ。

さっさとお辞め。
介護業界に来るなら、早いほうがいいよ。
そう、すすめた。

というわけで、おっさんは現在就活中。
せっかく資格を取ったのだし
給料は安くとも安らげる生活をと
介護職に絞っての職探しである。

未経験に加えて年齢も高いが、人手不足のこの業界
ありがたいことにいくつか採用通知をいただいている。

以前勤めていたリフォーム会社の社長から再三
戻ってきてほしいと打診があるが
「それだけはダメ!」と釘を刺す。
頑張れば儲けも大きい業界だが
もう二度と、彼の心身が蝕まれていく様は見たくない。

給料は安くても、二人で働けば全然問題ないし。

ともに55歳の私たち夫婦が
介護職としてスタートを切ろうとしている。
以前の生活を考えたら、笑っちゃうよね。
ま、人生いろいろさ。

とにもかくにも現在失業中のおっさん。
就活しながら、せっせと大掃除や夕食作りに励んでくれている。
金は減る一方だが、大助かりだ。

今日も夜勤の疲れを取るべくスパに行こうとしたら
おっさん、車で送迎を申し出てきた。
(バス会社への就職のために買ったこの車も、来月には手放すんだけど)
お湯に浸かり、大好きな岩盤浴で汗を流し
「帰るよ」と電話を入れると
10分後にはスパの前におっさんのお迎えの車が。
な~んだか、女王様気分。

すんごい給料を運んできてくれても
家のことは一切せず
いつも会社の業績のことで頭を抱えて不機嫌に帰宅したおっさん。
ピリピリした空気の中で、私も息子も遠慮しながら暮らしていたっけ。
あのころを思うと、今はなんと心の平穏が得られていることか。

お金は、ないよりあった方がいい。
しかし、それより“心”だ。

生活に必要最低限のお金を得るために働き
週に1、2度でいいから夫婦で一緒に、笑ってご飯を食べる。
それがかなえられたら、本望である。

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