今日はその中の一つである舌診(ぜっしん)について少しお話させて頂きます。
ぜひ、鏡の前で「ベー」と舌を出して見てください。
どんな状態だったでしょうか?
まず、健康な舌の状態をお伝えします。
①色は薄い紅色
②厚さは少しふっくらした状態
③苔はうっすら白くあるくらい
④自在に動かすことが出来る
皆様の舌は健康な舌でしたか?
簡単にですが、こんな舌の状態では、体がどうなっているのか?を書かせて頂きます。
ぜひ参考にしてください
色について
例えば、赤みの強い舌だったら、体のどこかに熱がこもっています。吹出物が出来やすくなるなどの症状が出ます。
反対に赤みが少なかったら、体が冷えていたり、血が不足している状態です。ストレスや疲労で、体が疲れている時に出やすいです。
次に厚さについて
厚すぎて側面に歯の形がついているのは、体の水分代謝が悪くなっています。むくみやすかったり、体が重だるくなりやすいです。逆に薄すぎる舌は、疲れが長期間続いてる状態などが考えられます。長く風邪を引いた時なども薄くなりやすいです。
苔について
苔が白ではなく黄色いと、体の中に湿と熱の両方が溜まっている状態です。特に脾胃に溜まっている事が多く、胃のむかつきや尿の色が濃くなったりします。
動きについて
舌を出した時に、震えてしまい自分で止められなければ、体を温める機能が低下していることが多いです。風邪を引いている時にも出やすい症状です。
このように、舌から様々な健康状態が把握出来ちゃいます!
毎日の歯磨きの後に舌を見る習慣をつけて、健康管理にお役立て下さいませ。
ただし、体が正常であっても、年齢や体質、季節によっても多少変化しますので、健康な舌の状態に当てはまらない…と考えすぎず、鍼灸師にお気軽にご相談ください。
鍼灸治療では舌診の他にも、お腹や脈、皮膚の状態などからたくさんの情報を読み取り、治療を組み立てています。
鍼灸師がどんなことをしているか、ぜひ施術中に
たっぷり見学して下さい(^-^)/
最新の画像もっと見る
最近の「鍼灸、ホリスティックケア」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事