今回は前回の暑邪に引き続き、熱の症状である「熱邪」についてのお話です。
そもそも 「暑」 と 「熱」 って、違いが分かりづらいですよね。
そこで、国語辞典で両方の漢字を調べてみると
暑:あつい。気温が高くてあつい。また、そのような季節。夏。
熱:あつい。人や物の温度が高い。あつくする。あつくなる。温度を高くする。
ねつ。あつさ。ほとぼり。興奮する。夢中になる。のぼせる。にぎやか。さわがしい。 (漢字辞典オンラインhttps://kanji.jitenon.jpより)
と記載されていました
要するに、暑は、気候が「あつい」というニュアンスが強く
熱は、対象の範囲が広い「あつい」というニュアンスが強いようです
実際に東洋医学でも、暑邪は夏に発生する熱として、熱邪の一種ととらえることが多いです。
では、熱邪とはどんなものなのか。
もう少し詳しくお話していきます。
熱邪
実は熱邪は、今までご紹介してきた寒邪・風邪・湿邪・暑邪、そして次回紹介予定の燥邪が、
身体から出て行かずに留まっていると、身体で熱邪に変化して、熱の影響を及ぼす
といういままでで一番厄介な邪です
身体で様々な邪が熱邪になると、
喉の腫れ・痛みや目の充血、発熱、など身体の様々な箇所に炎症症状、
痰を伴う咳やニキビ・吹き出物や歯茎の腫れ、などの化膿症状、
また、不正出血など婦人科症状にもかかわる症状がでることもあります。
いずれも症状が激しく、進行が早いという特徴があります
こんな困った熱邪の対策は、
① まず、熱邪以外の邪が身体に入らないように、これまでご紹介した各邪の対策をする。
② 様々な邪を追い出すために免疫力を高める方法として、
・睡眠時間の確保
・規則正しい生活
・バランスのいい食事
③ 熱邪が身体に入ってしまったら、前回ご紹介した下記の熱をとる食材を積極的摂取する。
トマト ・ きゅうり ・ ズッキーニ ・ なす ・ 豆腐 ・ 豚肉 ・
キウイ ・ すいか ・ ゴーヤ ・ 緑豆
さらに、セルフケアだけでは不安という方には鍼灸施術をおすすめします。
鍼灸を継続的に続けることで、自己免疫力が高まり、
健康な身体 = 妊娠しやすい身体
の手助けが、期待できます!
日々の暑さで体力が奪われているこの時期、
今まで以上に身体のケアに力を入れて、残暑を乗り越えましょう!
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