「味噌汁は朝の毒消し」「医者に金を払うより味噌屋に払え」といったことわざがあるほど味噌は体に良い成分がたくさん含まれています。疲れた時に一杯の味噌汁を口にするとほっと生き返るような思いがしたことはありませんか。
歴史を遡ると味噌汁は室町時代頃より飲まれていたようです。
古い歴史があり私たち日本人の体に慣れ親しんだ食材であることは確かです。
味噌は調味料として使われますが、古くは大切な保存食であり、主たるたんぱく源でした。原料となる大豆は「畑の肉」とよばれるほど栄養豊富ですが、さらに麹菌の働きでより栄養価が高まり、消化吸収も抜群に良くなります。そのうえ長期保存がきくわけですから、日本人の知恵の結晶ともいえる優れた食品であるといえるでしょう。
しかし近ごろは味噌汁離れの家庭も少なくありません。気になるのは塩分かもしれませんがカップラーメンやポタージュスープよりも塩分は低く、さらに具に余分な塩気を体から排出してくれるカリウムや食物繊維が豊富な海藻、野菜を合わせていただくと塩分対策にもなります。
味噌には天然醸造のほか1~3ヶ月で短期間に大量生産する速醸法がありこちらの方がよく一般に出回っています。熟成期間が長いほど有効成分も旨みも増えるのでぜひ1年以上ねかせた天然醸造のものを選ぶようおすすめします。
栄養相談ではこのような身体のケアに役立つ食材の紹介や料理法などもお伝えしています。
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