私たちの体は約60兆個の細胞でできていますが、その一つ一つに体を作るための設計図が入っています。これが遺伝情報です。その正体は「DNA」と呼ばれる2本の長いひものようなもので、細胞の中では「染色体」という46本の棒のようなものに分かれて存在します。そしてその中には「遺伝子」という実際に体を作るための情報が2万種類以上入っています。これらの言葉はテレビや雑誌などでよく使われているので、みなさんも耳にする機会が多いと思います。
ではみなさんは遺伝学的検査を受けたことがありますか?
おそらく受けたことのない方がほとんどだと思います。
この検査は、遺伝情報に何らかの問題があるかもしれない場合に限って実施される検査です。
具体的には、他に原因が見つからないのになかなか妊娠できなかったり流産を繰り返す場合や、ご家族に遺伝性の病気をもつ方がいらっしゃる場合などに行います。
当院では、医師から検査をご提案させていただくことがあります。
検査について具体的なご相談が必要な場合は遺伝カウンセラーがお手伝いさせていただきますので、ぜひお声かけください。
また、ご家族の病気の遺伝がご心配なときには、まずは病気やその遺伝、遺伝学的検査についてよく知っていただき、その上で検査を受けるかどうか考えていただくことが大切です。検査をご希望の方、遺伝の心配があって検査を受けるかどうか迷っている方は、一度遺伝カウンセリングへいらしてください。
プライバシーの守られた個室で、じっくりとご相談いただけます。
また毎月の栄養・遺伝セミナーでも、遺伝学的検査についての一般的な説明を行っています。特別な悩みはないけれど少し詳しく知りたい、という方はこちらへご参加ください。
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