花粉症でお悩みの方にはつらい症状が出てくる季節となりました
2~4月は春風にのってスギ花粉が、それが終わると4~5月にはヒノキ花粉が飛散します.
いまや国民病といわれるくらいに増えている花粉症ですが、人が花粉症に悩まされるようになったのはごく最近のこと。
スギ花粉症が最初に報告されたのは1962年とされ、その理由として、日本人の体質の変化、アレルギーの原因となる物質の増加、大気汚染、そして戦後大量に植林されたスギが花粉を出すようになったことなどが挙げられるそうです。
ただ、同じ条件下でもアレルギーを起こす人と起こさない人がいます。
これには体質が深く関わっていると考えられます。
体質は遺伝のように先天的なものと食生活等の乱れによる後天的なものによって形作られます。
ストレスが多いと悪化しやすいことから精神的な要因も大きいことがわかります。
またたとえ遺伝的要素があっても食生活に気を配ったりストレスと上手につきあう方法を身につけるなど日常の努力で症状を軽くしたり、予防につなげることができます。
日常生活のポイント
・アレルゲンとなる花粉を避ける …マスク、メガネ、衣服についた花粉を家に持ち込まない
・身のまわりを清潔に …ほこりやダニの発生に注意しこまめに掃除する
・食生活 …バランスのとれた食生活、肉類・動物性脂肪の摂りすぎに注意、砂糖を控える
・心身のリラックス …過労しない、くよくよ考えこまない、リラックス時間を上手に作る
食生活のポイント
まずアレルギー体質の方全般に言えることですが、身体の内部を強める方法は、日頃水分の摂り方や、甘いもの、動物性食品の摂りすぎなどに注意が必要です。
またビタミンB6、C、E、亜鉛などが含まれる免疫力を高める食材やできるだけ自然に近い形で作られた野菜を主食、副食のバランス良くいただく…といった諸々のことを実行することです。
年間を通じて食事をととのえると体質改善になります。
食物やハーブによるケア
目や鼻の炎症には番茶に塩を1~2%(1/2カップのお茶に小さじ1/5程度)を入れて日に何度も洗ってください。
ぬるい温度の塩番茶で湿らしたコットンを目の上にパッティングするのも良いです。
またハーブティは有効成分の効果だけでなくお茶として飲む時にその揮発成分を鼻から吸い込むアロマテラピー効果もあり花粉症には有効な対処法です。
おすすめハーブはネトル、エルダーフラワーです。
ネトル(西洋いらくさ)は血液を浄化するクロロフィルを含み体質改善に役立ちます。
また、くしゃみ、鼻水、目の充血などの症状には粘膜や毛細血管の炎症を鎮めるエルダーフラワーが有効です。
花粉症には香りの療法であるアロマが良く効きます。
ユーカリには強い抗菌力があり室内の空気を浄化しクリーンに保つとともに消炎作用で粘膜の炎症や熱を鎮めてくれます。
マスクに一滴落としたり、入浴剤として利用するのも良いでしょう。
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