暑い夏が過ぎ、涼しくなってくると「食欲の秋」の到来です。
秋は、自然の恵みも豊かで健康面でも最も安定した季節と言えます。
しかし食べ過ぎに運動不足などが加わると特に腹筋の弱い女性は便秘に悩まされる方も少なくないのでは。
便秘は腸の中に排出したいものが停滞し有害な腸内ガスを発生させ、ニキビや吹き出物などの原因にもな
り、健康にも美容にも大敵です。便秘改善は病気予防、体づくりにもつながります。
原因には水分や食物繊維の摂取不足、運動不足とそれによる腹筋の衰えなどが挙げられます。ストレス等で
胃腸の機能が低下し起きるといったケースも考えられます。
便秘改善のポイントをいくつかあげてみます。
「主食をごはん中心に」
便秘症の方でパンや麺をよく好む方は主食をごはんに切り替えてみましょう。パン食は食物繊維や水分がごはんに比べて少ないため、腸に水分が届かず便が固まりやすい、腸の蠕動運動も不活発になりやすいです。
「排便に良い食べもの」
ごぼうやさつまいもなどの繊維質のものが代表的ですが、そのほかにも小豆、大豆、キャベツ、ごま、粟、海藻、梅干し、たけのこ、いちじく、りんごなどいろいろあります。いちじくは緩下作用があり食べ過ぎると下痢症状を起こす人もいるくらい強力な排便作用があります、またりんごは皮に含まれるペクチンという成分が排泄を促すため、皮ごといただきましょう。排便促進のお茶としてはハブ茶(決明子)をおすすめします。
「腸内環境をととのえる」
排便排尿は病気や体づくりの決め手ともいえます。腸は消化吸収はもちろん、腸内細菌と協力して血液の浄化、化学物質の解毒、免疫強化などにも働く大切な臓器です。腸内環境が乱れると冷え、貧血、肌荒れなどのトラブルにもつながります。そこで腸内環境をととのえる善玉菌で腸内腐敗を防ぎましょう。
野菜は腸内ビフィズス菌など善玉菌を増やしてくれるのが根菜類です。漬物や味噌、醤油などの発酵食品も腸内環境をととのえるのに有効です。
下剤や便秘薬に頼ることで心配なのは体に負荷を与えすぎること、腸内の大事なものまで排泄してしまうこと。また頼り続けることで自力で便意を感じない、排便困難になるなどの恐れもあるでしょう。
まずは食べるものの見直しから取組んでみてください。
最新の画像もっと見る
最近の「栄養相談」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事