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知っていますか? 男性の不妊治療

男性の不妊治療をご存知ですか?
当院にも男性側の原因があり多くの患者様が受診され治療を受けられています。
不妊の原因は女性だけではなく、約半数は男性因子が占めています。
体外受精・顕微授精など、高度な医療技術に対する助成制度はありますが、無精子症で手術を受けられる男性不妊に対しての助成制度は全国でも極僅かの都道府県でしか取り入れられていないのが現状です。
以下は、男性の不妊治療の実態を調査するためのアンケートを転載させて頂きました。

この調査は厚生労働省 平成27年度子ども・子育て支援推進調査研究事業による「我が国における男性不妊に対する検査・治療に関する調査研究」の一環で、不妊当事者グループ「フィンレージの会」および「NPO法人Fine~現在・過去・未来の不妊体験者を支援する会~」の企画・協力で行なわれています。

是非、ご協力ください。

以下、転載記事です

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不妊の原因の半分を占めるといわれる男性不妊症。精子の数が少ない、運動率が低いなどで悩んでいるカップルは少なくありません。
現在は泌尿器科の生殖専門医が積極的な検査・治療を行なっていますが、その内容や成果などはあまり知られていないのが現状です。
そこで、不妊に悩む方は実際にどんな検査・治療を受けているのか、また男性不妊に対してどんなサポートを望んでいるのか、調査を実施します。
男性不妊に悩む方々の治療環境の向上や、よりよい意思決定の一助となるように、ぜひご協力ください。

http://danseihunin.index.ne.jp/

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当院では、男性不妊に対する専門的な治療を行っています。

ホルモン検査
精液一般検査(濃度、数、運動率、細菌培養検査)
ハロ・スパムテスト(精子受精能力を調べる特殊検査)
超音波検査による精索静脈瘤の診断
超音波検査による睾丸萎縮の有無と性機能低下症の診断
乏精子症に対する投薬治療
EDに対する相談と投薬
逆行性射精の診断と治療
腹腔鏡下精索静脈瘤結紮術(日帰り手術)
顕微鏡下精巣精子採取術(TESE:日帰り手術)
その他

顕微鏡下精巣精子採取術で取り出した精子は体外受精で取り出した卵と受精をさせます。
受精卵は分割を確認して受精後2~5日頃に子宮内に移植します。

採取された精巣組織を胚培養士が受け取り、処理します



腹腔鏡下精索静脈瘤結紮術の手術の様子です。
精索静脈瘤があり、血液が逆流すると睾丸の温度が高くなり精子の運動率が悪くなります。
長期間にわたる睾丸の加熱は、性機能を低下させて精子の産生に影響する場合があります。



専門外来は土曜日に行っています。
心配な方は御受診頂きご相談くださいね。
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