名寄・算数数学教室より

たかが算数、されど算数
小学生、中学生との算数・数学を使った
コミュニケーションを綴ります

変形させても、同じものは 同じ! の術~

2013-09-06 11:59:26 | 小学5~6年

昨日は、ここ道北の街にも強い風が吹いていましたが

それ以上荒れることもなく、このあたりは平穏無事でした。

でも、明日はどうなるか分からない日本列島

 

前回の問題は、

下の図は、正六角形の中に ひし形をかいたものです。

色の付いた部分の面積が13㎠ のとき、

ひし形の面積は 何㎠ ですか?

でした。

 

ここで、面積の計算をしないで  ひし形の白い部分の面積と

色の付いた青い部分の面積を比べてみて  その比を 考えます。

青い部分は三角形が4つです。

そのうちの 1つを、面積を変えずに変形させてみます。

三角形は底辺と高さが同じだと 面積は同じなので

図のように赤い線を引いて、

△ABP を △AOP に変形させます。

他の3つの三角形も 同じように変形させますと

このようになります。

正六角形という図形は、中に正三角形が6個入ります。

そのうちの2個が、青い部分になりますので

白い部分(ひし形と同じ面積)は、青い部分の2倍です。

青い部分の面積が13㎠でしたから、ひし形の面積はその2倍で

答え 26㎠

 

このように、面積を変えずにカタチを変形させていく術を

等積移動  とか  等積変形   などと言います。

 

大人になりますと、

あまったお肉をこちらに等積移動したい~などと考えるのですが

そう言いながら 何かをポリポリ食べていたのでは・・・・・ムリ!

 

 


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