7月20日(水)国立小劇場にて 長唄協会夏季定期演奏会 が無事に終了しました
当日は久しぶりの猛暑注意報と、このところ一気に増えてきたコロナ禍の第7波にも関わらず、御高覧賜りました事を心から御礼申し上げます
本日のwriterは岡安香代です オアツウゴザイマス〜
毎年開催されている国立劇場での定期演奏会ですが、来年の10月末より国立劇場の建替えが始まる為、演奏出来るのはあと少し…
長年演奏をしてきただけに、寂しさを感じます…😣
楽屋入り口の下足箱。名前が入ってると、何となく嬉しいです😊
写真は下合わせが終わり、糸を替えたり楽器のバランスをチェックしたり…と演奏前の緊張のひととき…を、盗撮されてました❗️💦(笑)
左は助演して下さった杵屋三澄那さん
ウッカリ者🤪の私をいつも支えてくださり、本当に感謝しております🙇🏻
今回、楽屋での下合わせ(声出し)は一切禁止なので、以前食堂だった別部屋での下合わせでしたが、下合わせ中も楽屋内も当然常にマスク…
楽屋入口では消毒、検温チェック、関係者以外立入禁止など、コロナ対策も万全です💪
そもそも国立劇場の換気システムは、3分あれば劇場内の空気が全て入れ替わる、という優秀さ✨
それでも対策はちゃんとしていました👍
演奏直前・待機中…
山台(舞台)の裏側はこんな感じです
まわり舞台なので、前の番組が後ろで演奏している為、音出しは厳禁!
この時間が一番緊張します…💦手汗かきまくり〜😅
今回演奏した【梅の栄】という曲は、岡安流と縁のある曲💐
作曲者である杵屋正次郎師が、嫁いできた岡安喜三梅と共に、自身の婚礼の時に新郎新婦で演奏したと言われていて、婚礼のおめでたさや初春ののどかな雰囲気、全体に女性的な柔らかさと華やかさのある曲です
歌詞には梅、という言葉が4回程出てきますが、〽︎千代の声そふ喜三が春〜の後、合方が入り〽︎梅の栄〜と続けているあたりは、ストレートに喜三梅という名前を入れず、アナグラムとして著した、といわれています
昨年から始まった演奏前の解説は家元の岡安喜三郎師にお願いしましたが、司会の方に「これはラブソングなんですね💕」と言われました(笑)
のどかな感じは出ていたのか?女性的に華やか、おめでたい感じはあったのか?…という判断はお客様に委ねる所ですが、演奏者、指導してくださった家元、サポートしてくれた母…一丸となって、やり切った感がありました❗️💪
無事演奏が終了し、楽屋で記念撮影です❗️
前列、左から 岡安喜和・岡安香代・岡安喜久波・岡安祐璃花
後列、左から 岡安喜代蘭・杵屋三澄那
緊張から解き放たれ、皆さまいいお顔🎶
家元は所用の為、演奏後すぐにお帰りになったので、一緒の写真が撮れませんでした。残念❗️
そして、前回のブログでも書かれていた、岡安の新しい夏帯を締めた感じはこちら🎶
約50年振りに新調、と書かれていましたが、現在の岡安会(40回)が始まる前に仕立てた物だったので…〽︎数えて〜みれば…50年は経ってるのか!と当事者もビックリ❗️
デザインはこちらの 三ツ割五三桐 にしました
今回、帯を新調するにあたり、一番悩んだのはやはり柄…🤔ドウシヨウ…
岡安流の紋は五三桐ですが、帯を仕立てるにあたり前帯部分も考えなければなりません
通しで刺繍をする場合、前帯部分は柄的に横になるので、縦でも横でも大丈夫な柄を選ばなくては…と、色々な五三桐の変わり紋を探し、こちらに決定❗️
桐も3種類配し、それぞれ大きさ、金糸の色を変え、花の部分は銀糸にしてメリハリをつけて…と、かなり趣味に走りました(笑)
昨年の夏から呉服屋さんと何度も打ち合わせをしましたが、こういう事を決めるのは本当に楽しかったです🥰
これから皆さまにバンバン締めて頂けたら、贈った父も喜ぶと思います😂
母もさりげなく、皆さまとお揃い🎶
今回、コロナに罹患し休演された方が何名かいらっしゃいましたが、幸い【梅の栄】グループは誰一人欠ける事なく、稽古から本番当日、最後まで無事演奏できたのは嬉しい限りです
これからも岡安一門を何卒よろしくお願いいたします