海士町の玄関口、キンニャモニャセンターにある直売所「大漁」「しゃん山」で
魚や野菜のある暮らしをキーワードに選書された本が借りれるようになりました。
ここでは、「どなたでも」本を借りることができます。
旅行・帰省など短期滞在の方、図書館利用カードのない方でも貸出カードを記入すれば借りることができます。
今までの分館でもこのような形で運用してこられたということに驚きました。
ルールを細かく規定してエラーが起こらないように管理しがちですが、
このようなことが可能な運営者と利用者の関係性自体が素晴らしいと思いました。
魚や野菜そのものを知る本であったり、レシピ集や捌き方の本、さらにはその暮らし周辺の思想にまつわる本まで。
この売場にある島の魚や野菜を生活に取り入れていくうえで、その豊かさを深めてくれるような本が並んでいます。
今日はどんな献立にしようかなーとか、見たことない魚だけどどうやって食べるのかなーとか。
さらにはもっとディープな世界まで。
リクエストも受け付けますのでぜひ手にとってご覧ください。
今回のアイデアは海士町複業協同組合から売場に関わってくれている方の
発案によるもので、図書館の方々との打合せからあっという間に実現させてくれました。
利用する方もぜひこのアイデアをさらに膨らませるような使い方や要望をお寄せください。
かつて「本」の世界で仕事をしてきて、今は「魚」の世界で仕事をしていますが、
そういえば転職したばかりのころ、どうやったら本屋で魚が売れるかとか考えてたなーと思い出しました。
一人一人の個性が結びついてより豊かな暮らしにつながるといいですね。
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