4月1日(金) 「追憶映画館 テアトル茜橋の奇跡」(伴一彦著)
『レオン』『マディソン郡の橋』『小さな恋のメロディ』など名作映画をモチーフに、焼失した映画館と、映画で結ばれた人々に起こる奇跡を、稀代の脚本家が描く感動の連作短篇集。
4月4日(月) 「父」(辻仁成著)
フランスで生まれたぼくはパパによって育てられた。パリのバスティーユ広場に近い場所に、ぼくらの家はあった。小説家であり、書道家でもあるパパは、ぼくのために毎日、料理を作り、家事をし、学校の送り迎えをしてくれた。
大学生になったときから、ぼくは実家を離れて一人暮らしをするようになり、今はパリの語学学校で教師をしている。70歳を超えたパパは実家で暮らしているが、時おり健忘症の徴候を示すようになっていた。
4月5日(火) 「卒業」(重松清著)
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