オリーブサイクルなう

香川県飯野町スポーツ自転車店の情報発信ブログです。

チェーンの交換をしましょう♡

2017-05-25 16:42:17 | メンテナンス

こんにちは

「自分でできる事は自分でしたい」そう言ったお客様の要望にお応えして
メンテナンス方法をご紹介しております。
今回は「チェーンの交換(シマノ11S)」です。


まずシマノ11Sのチェーンには裏・表があります。
初期型の11S(HG-9000)の頃は裏・表ありませんでしたが、
マイナーチェンジ後は裏・表ができました。
刻印が打ってある方が表になります


こちらは裏面


チェーン向かって左が凹、右が凸
この組み合わせでつなぎますので、カットの際間違えないようにしましょう


フレーム外面側(手前側)にチェーンの表面が来るようにし、
凸側をFDから通して行きます。
チェーンの裏・表を間違えると変速がおかしくなるので注意してくださいね


スプロケットからガイドプーリー、テンションプーリーへと通して行きます。


たまに通し方を間違えてこのようにしている方がいます
作業しにくい場所なので注意してくださいね。


続いてチェーンの長さですが、一般的にはアウタートップの変速位置で
リアディレイラーのゲージが90度と言われています


チェーンはピンと張っている方が変速のレスポンスが良くなります
(※フレームとの相性により、変速が上手くいかない物もあります。)
ですのでアウターローに変速を入れてギリギリの長さでカットする方法もあります。
この際、気を付けてもらいたいのがRD側のチェーンをうっかり放してしまうと
RDにチェーンが引っ張られて激しくフレームを叩いてしまい、フレームを損傷してしまうことがあります
当店ではギリギリでカットする方法をしていますが、大きな丁数のスプロケットを入れる可能性がある方には
必ず相談してからチェーンの長さを決めています


長さが決まったら凹凸を間違えない様にカットします


クランク側凹、リアディレイラー側凸でつないでいきます。
これが強度の出る方法で、凹凸を反対にすると強度が弱くなります


この際チェーンが張っているとつなぎにくいので、RDのギアをトップに入れ
フロントはフレーム側にわざとチェーンを外してチェーンをたるませます


チェーンコネクティングピン
コネクティングピンには11S用、10S用、9S用、8・7・6S用と種類があるので注意
写真は11S用


先端がとがった方から差し込んでいきます。
コネクティングピンを差し込んだら、外してあるチェーンをチェーンリングに戻しておきましょう。
このままでも作業できますが、おかしな力をかけてしまったらフレームに傷をつけてしまうからです


チェーンカッターでピンをグリグリ押し込みます


押していると、最初は固くて途中からスルスルと楽に入っていき、最後にまた固くなります。
最後の固くなったところから、少し柔らかくなったら押し込むのを止めます


チェーンカッターを使ってコネクティングピンの飛び出している先端部分を
こじって折ります


チェーンがスムースに動いていれば完成です
もし動きが固い様ならシゴいてやるとスムースになりますよ。

慣れればそれほど難しくありませんが、自信のない方はお店でやって貰いましょうね

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