どりちゃんの部屋

肺ガンと宣告されて

(12) 持つべきものは友

2015年11月30日 | 日記
私は肺ガンと言われたことを親しくしている友達には報告しておいた。

「ガンになった。」なんてことを言うと心配をかけることになるので、黙っていることも考えたのだが、いまやガンになる人なんて珍しくもないし、これから先、自分の症状がどう変化するかも予測できないわけだから、先々のことを考えると、毎日会うスイミングの友達や長いつきあいのある友達には伝えておくほうが良いのではないかと思った。

一時的には心配をかけても、私が元気でいる姿を見ていれば、かえって安心してくれるはずだし....。

そして今のところは、「心配かけて悪かったなあ。」と思うより、「報告しておいてよかったぁ(^^)」と思うことのほうが多い。

自分自身のガンの闘病体験を詳しく話してくれた友人もいたし、私が食事療法をやってると聞いて「無糖分の有機ジャムを今どこそこで売っているよ」と教えてくれた友人もいる。こういう情報は実にありがたい。

また先日は小学校の同窓生が「無農薬野菜を作っているから、出来たらあげるよ。」と言ってくれた(#^.^#)。

本当に友達というのは有り難い。

それだけじゃない。病気というのは実にいろんなことを気付かせてくれる。

たとえば、常日頃はさして濃厚な関係ではない私の家族なのだが(^^)、こういうことが起きると、「やはり心配してくれてるんだなあ。」と思うことが多々ある。

私はこの年になるまで病気らしい病気はしたことがなく、健康そのものだった。
そして体が丈夫だったからこそ、いろんな困難を何とか乗り越えてこられたのだ。

だが決して自分ひとりの力で乗り越えてきたのではない。家族や友人も含め、様々な人達に支えられ、学んだお陰で、今こうして平穏な日々を過ごせているのだ。

今回ガンになって初めて私は自分の体と正面から向き合った気がする。
病気というのは、立ち止って人生を総括する機会を与えてくれる神の恵みなのかもしれない。


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