昌吾日記第2弾
今度こそセパタクロー長野講習会IN辰野です。
今回の話はオレの大学時代の同級生であり,現在長野県は辰野町で小学校の教員をしている
葉ちゃんから
「子ども達にセパタクローの話をしたら,やりたい!という声があがったんだけど,どうやって教えたらい?」
という連絡があったのがきっかけです。
そんな嬉しい話がきたらそりゃオレとしては色々教えたくなるでしょ。
したら,子ども達から熱い熱いラブコールがあるわけよ。
とりあえず家に置いてた昔使ってたいろんなボール15,6個送るでしょ。
こーなったらもー止まらないわけよ。
行って教えたい気持ちはあったけど,当日行けるかどうかわからないし,
何より小学生にどこまで,どんな風に教えたらいいのか分からんことだらけだったもんで,
日本協会の矢野さんに相談させていただきました。
因みに矢野さんとは,現在日本セパタクロー協会の副事務局長を務めておられる方で,
ご自身も昔男子日本代表選手であり,
今は女子の日本代表の監督でもあり,
寺本さんや,田尻さんと共にタイに挑戦したり,
(詳細は【地を翔蹴る セパタクローにすべてを捧げる男】で!
日本一美しいローリングアタックの代名詞だったり,
全日本選手権大会を企画運営したり,
ライブハウスでのイベントを立ち上げ,世にセパタクローの魅力を発信する方法を常に考えておられる方です。
もちろん僕が知らない部分も多々あると思いますが,今のセパタクローを語るうえでなくてはならないヒーローの一人です。
幸い矢野さんも共感してくださり,今回の小学生向け講習会の話がまとまりました。
夏休みに入ってすぐだったもんで,大阪オープンもあるし,とてもとてもとってもとてつもなくもうれつに楽しみにしていました!
皆さんにはこのオレのギッラギラに輝く,産まれたばかりの子羊のような,純粋で,純朴で,純情な瞳が容易に想像できることでしょう。
夏休みに入り3時30分起床からのランニングや柔軟,玉蹴りなどのトレーニングを始めました。
そしてそんな少年のような心を持つ30前の男にアクシデントが起こったことは,前回の日記からすでにご存じでしょう。
職場の方からは「夏休みでよかったね。」
と声をかけてもらうのですが,その度に頭を噛みつきに行きたくなる衝動にかられています。
あぁ!オレの夏休み!サマーバケィション!na.tsu.ya.su.mi!
おっと,話がそれてしまった。失礼。
そんなこんなで話がまとまってからは,長野にいるセパ経験者の知り合いなどに声をかけるなど,自分なりに何ができるか考えていました。
アクシデントの3日後に出発予定だったし,長野に行くことへの不安はありましたが,行かないという選択肢はオレにはありませんでした。
行ったところで自分には見せて教えることはできないし,松葉杖じゃ邪魔になるだけだってこともわかってたけど,自分の役割を考えました。
近くに日常的にセパタクローをする環境のない小学生に教えたところで根付きそうもないし,継続しそうにもない。
それでもわざわざ東京から,4年に1度のアジア大会を1か月後に控えた代表選手が来てくれる。
伝えたいのは気持ちだ!ということを矢野さんから教わりました。
まだまだ認知度は低いかもしれないけど,ここ数年で環境は確実に変化していっている。
変化はするもんじゃなくて,させるもんだ。起こすもんだ。
「~しそうにない」なんていうしょうもない臆病な発想は捨て,「~できそうだ」という上昇志向にチェンジしようぜ!
矢野さんの地道な普及活動からオレは勝手にそう学ばせてもらっています。
そんなわけバックパックと野宿用のテントと右手にも左手にも松葉杖,心に情熱をひっさげて男泉昌吾は長野へと旅立ちました。
松葉杖だと歩くのはいちいち大変だけど,皆が優しくしてくれるからとても助かりました。
新幹線の車内おばあちゃんが席を譲ろうとしてくれたのはさすがに断りました。
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長野の夜明け
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オレの城
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講習会には矢野さん,代表の小林裕和くん,千葉大OBの波多腰くん,上教大の小松くんが来てくださいました。
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裕和くんは場慣れしており,教えるのがとても上手でした。
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最後に集合写真をパチリ☆
集合写真を撮るころには途中抜けの子もいて人数が減ってしまいましたが,子供は27名,保護者は4名?教員2名,講師陣5名の参加でした。
この活動を一過性のものにしないために,何か働きかけができたらと思っています。
今は自分のことで手一杯ですが,将来的に子ども達にもセパタクローを普及させていくための方向性を見出すことができました。
分刻みでのスケジュールを調整してわざわざ遠方より来られた矢野さん,裕和くん,
オレの気まぐれにひょっこり顔を出して協力してくれた波多,
研究熱心で腰の低い後輩、小松
参加してくれた子辰野町の子ども達と保護者の皆様,
子ども達に火をつけた葉ちゃん,
会場のセッティングや細かい計画を進めてくださり,泉にも優しくしてくださった松井先生,
色々な方々の協力で講習会を作ることができました。
本当にありがとうございました。