45禁:オジサンのためのカラーコーディネイト

アラ還の筆者が45歳以上のオジサンを対象に、カラーコーデを図版入りで解説するという前代未聞のおためごかしサイトです。

ライトベージュジャケットに白パンの着こなし3

2013-05-12 00:30:30 | ライトベージュジャケットの着こなし
春夏物のライトベージュのジャケットは素材が綿や皺を防ぐためにポリエステルを混紡した綿が中心で、価格もさほど高くありません。とはいえ、今日のコーデほどすごいコストパフォーマンスのものは他にないかもしれません。
 さて、今日のコーデの元ネタは、ユニクロ。さすがプロのスタイリストの手にかかれば、ユニクロ素材でここまで雰囲気が作れるのだと感心します。どこかの雑誌のキャッチフレーズ「必要なのはおカネでなくてセンスです」というのはなるほどそうだな、と思えます。もちろん、センスというのは味覚も同様ですが体験を積んではじめて磨かれるという一面もあります。
 麻綿混のジャケットは7千円弱シャンブレ―シャツは3千円弱ホワイトジーンズは4千円弱オートミールカラーのニットは3千円弱、ベルト2千円弱をいれても合計2万円以下。すごいです。

 ライトベージュにシャンブレ―の淡いブルーを持ってくるあたり、さらにネクタイでもしめさせたくなるところをラフにニットを肩に掛けたあたり、それになりより爽やかさの元になっているのがホワイトデニムだと思うのですがどうでしょう。ネイビージャケットに白シャツ、色落ちデニムのコーデのとき、ライトグレーのニットを肩にかけました。ベッカムの流行らせたスタイルらしいのですが、このニット肩掛け、シンプルすぎるコーデのときにこそ試すべきだと思います。実際に寒ければニットを着てもこーでのバランスは崩れない。そういう色を持ってくるべきです。
 この格好なら、銀座のレストランのワイン会でも平気です。私はニットの肩掛けなど気恥ずかしいという方は、同じ色合い(できればシャツの色を少しだけ濃いめにして遊び気分を強調したうえでニットタイを締めるという手もアリです。

 しかし、 クールビズの季節にタイをするとそれだけでビジネスイメージが強くなるといけないので、ジャケットがニットジャケットであれば完璧な休日ウエアらしさが出ます。
 さて、ここで忘れないでいただきたいのは、ライトベージュに白パンをあわせたらインナーは、白、グレー以外ならブルーが有力候補ということです。
 さて、やたらネクタイが出てくるライトベージュですが、もっとラフに着こなす手はインナーに暗い色を持ってくる。詳しくは明日のブログで。

ライトベージュジャケットと白パンツの着こなし その2

2013-05-11 07:26:22 | ライトベージュジャケットの着こなし
 淡い色のジャケットに暗い色のパンツを合わせる。いわゆる「上淡下濃」の着こなしがバランスがいいと思い込んでいる方が多いと思われます。しかし見かける限りにおいて、上淡下濃の着こなしが似合っている人は少ないです。縦方向の線が上下で二分されて、身長の低さを強調するだけの結果に終わっている場合が多いのではないでしょうか。
 身長に自信のない方はジャケットとパンツの明暗の差をつけない着こなし、それもできたらパンツとインナーの色は類似色ににして、縦の線を上まで通す、腰のラインが曖昧になる着こなしが有利だと思います。その意味では、カジュアルではタックアウトの着こなしがいいし、パンツを色的にも素材的にも目立たせない着こなしがよろしいかと思うのですがいかがでしょう。
 それじゃ、白パンなんて派手なものはそれだけで下半身が目立って短足を強調するようなものじゃないかと反論がでるでしょう。しかしそれは、着こなしの色合わせ次第でなんとでもなります。インナーに白いブロードクロスのレギュラーカラーのシャツを持ってきて、白パンツを穿き、ライトベージュのジャケット。これならもうパンツもシャツもジャケットの背景のような位置づけになっています。
 ジャケットのボタンを留めないと全体の白っぽさが気になるとお感じになるならニットタイを締めるという手があります。まさにニットタイとはこのような場面でしか使い道がないくらいのアクセサリーですが、無造作で簡素なコーデに花をそえる感じのものなのですね。
 これはどういう場面の着こなしなんでしょうか。5月から6月のフレンチレストラン、高級リストランテでよく冷えたスプマンテを飲むのもいいですね。
この、白シャツ+白パンは、プロのスタイリストにとっても魔法のコーデのようで、ベージュに限らずチェックのジャケット、ビビッドカラーのジャケットのコーデの際の救いの神的存在ですね。「迷ったら白パン」そういう格言が業界にあるかどうかしりませんが、我々素人も、出かけるまえにまず白パンを穿いてそれからジャケットを選ぶようにしたら日ごろ着ない服も着る頻度がたかまるかもしれません。それより、何より、いつもと違った気分で休日が過ごせること請け合いですよ。

 

ライトベージュジャケットの着こなし その1

2013-05-10 05:18:02 | ライトベージュジャケットの着こなし
 ライトベージュのジャケットなど持っていないよという方にこそ、ご覧いただきたいのが今日のコーデ。春夏で、ライトグレージャケットと並んで活躍するのがコレ。
 グレーもそうですが、コーデが簡単。型通り着れば誰でも様になる。ラフにもドレッシーにも着こなせる。これだけ便利なジャケットにもかかわらず、ONでは着られない(着にくい)ことから着ている人が少ない。他人とかぶることが少ない。待てば、セールで必ずでてきてサイズが合ったら買っておくべきというのが大抵はライトベージュ。
 ライトベージュによく似たサンドベージュとオフホワイトという色があります。サンドベージュはグレーの入ったライトベージュ。オフ・ホワイトは白を加えたライトベージュ。それぞれ個別に取り上げる予定です。ライトベージュジャケットの素材はやはりコットン。サージのかちっとした雰囲気からポプリンやピケの一枚仕立てのもの、ハウンドツースとウィンドウ―ペインの重なった柄モノなど素材のバリエーションは豊富です。
 ライトベージュのジャケットの着こなしは、ライトグレーとほぼ同様。でも配色の造りだす雰囲気は全く異なります。ライトグレーが都会的でクールだったのに比べ、リゾート的です。淡い色の常として「白パン」とのコーデがスタート。淡い色の微かな「色味」を引き立て、OFFの雰囲気を盛り立てます。そもそも買ったけどあまり着ていないジャケットというのは「合わせるパンツがない。ジーンズとあわせたら変だった。」という話が多いのではないでしょうか。そういう時は、騙されたと思って白パンを穿く。急にお洒落っぽくなってしまって一体こんな格好してどこにいくんだろう。そう思えても、とにかくそれを着てどこでもいいから出かけましょう。
 インナーは白Tでもいいですが、明るいライトグレーTをもってきて変化をつけるのもいいでしょう。ベルトと靴は赤茶。写真はサンダル。写真のジャケットはマオカラ―、つまり詰襟仕立てですが。普通のテーラードカラーで襟を立てる着方もあります。なぜ、わざわざ、こういう着方をするかというと、シャツの見える部分が多くなると、ラフになりすぎるから。それと、Tシャツをタックインしてベルトをみせているのにも注意。
 これぞ、リゾート向けの着こなしの極意。こういう格好でパートナーと二人でスペイン旅行にでかけるのは如何でしょう。そんな予定はないと仰る方でも、サンダルをスリッポンに履き替えたらそのまま土曜の夜の南欧レストランの食事には最高の装いだし、夏場の空調の効いたリゾートホテルのロビーにTシャツ一枚でなくこういうジャケットが一枚あると便利でしょう?