45禁:オジサンのためのカラーコーディネイト

アラ還の筆者が45歳以上のオジサンを対象に、カラーコーデを図版入りで解説するという前代未聞のおためごかしサイトです。

ライトグレージャケットの着こなし

2013-06-27 01:01:55 | ライトグレージャケットの着こなし
シャークスキンというのは鮫の肌という意味の服地です。シルバーグレーの光沢があって金属的な輝きがあります。リネンとシルクの混紡で夏向けの生地。肩パッドなしのアンコンジャケットですが、もとよりネクタイを締めるのでなくカジュアルに着る想定のもの。もちろん白シャツをあわせて夏のパーティにも着られる華やかさがあります。
ジャケットの華やかな質感を生かすには、これよりやや明るめのサマーウールのパンツをあわせます。このように、上下の濃淡がすくないコーデでカジュアルコーデのときは、濃色をインナーにもってくるとまとまりやすいです。
全体にとても大人っぽいコーデですから、海外出張の仕事の合間の街歩きの着こなしや夏場の気軽なパーティ、ワイン会などちょっと気取った集まりなどに使えるコーデです。
すてきな雰囲気のジャケットながら、放っておくとワンシーズンまるっきり袖を通さないこともありえるくらい、ちょっと敷居の高いジャケット。ネイビーのポロシャツをあわせて、初夏から秋の中ごろまで活用したいものです。
中に着たポロは、最近とみに人気のイタリアのブルネロ・クチネリのものです。やたら高いのですが、近くのセレクトショップで安く買いました。色が微妙に茄子紺にちかく大変美しいポロシャツで大満足。ジャケットはメイドインジャパンですがふたつの名品がまるでジャズのセッションのように引き立てあって輝きを放っています。

ジャケット ダーバン ポロシャツ ブルネロ・クチネリ パンツ イルファーロ(三陽商会)


ライトグレーと色落ちデニムのコーデ

2013-06-19 00:21:47 | ライトグレージャケットの着こなし
ライトグレージャケットにパンツをあわせるのは意外と悩むものです。ついついメリハリをつけたくて、リジッドデニムをあわせたりしがちですが、あくまで夏のコーデということで、ここは色落ちデニムをチョイス。上下ともにくすんだ色味ですからインナーのシャツの白さは重要です。海島綿を使った絹のような光沢のTシャツを使って清潔感を強調します。このパターン、気取りがなくて爽やかな印象です。着なれると心地よくて癖になりそうですね。インナーを高級感のあるTシャツにするところがミソ。
 盛夏の銀座から駅前の散歩まで適応範囲もひろいのがこのコーデのいいところ。
JUNMENのライトグレージャケット。パンツはDIESELのVIKER、TシャツはBEAMSインターナショナルギャラリー(クワトッチ)。

ライトグレージャケット スキニー黒パン

2013-04-26 07:33:14 | ライトグレージャケットの着こなし
ライトグレージャケットと白シャツのコーデ、最後は黒パンです。
 スキニーパンツとかレギンスとかいうシロモノが世の中にあふれていて、実は一つ買って持っているけどという人がいるかもしれません。色は黒ならなんでもあうだろうと買ったけど、意外と穿かないなぁとかいう奴。
あと、派手な色のハイテクスニーカーなんかも靴棚で邪魔者扱いされていませんか?娘に勧められて買ったカンペールの派手な色の靴とかでもいいです。
この際出してきて活用しましょう。

今の季節はもうすこし、軽いジャケットを軽快に着こなすにはこんな感じ。ヘンリーネックTにブラックのスキニーストレッチパンツをあわせ、スニーカーの色をアクセントに使っています。(出典 メンズJOKER)
こういうモノトーンコーデだからこそ、スキニーパンツが映えると思います。大丈夫、腹の出た45歳以上でも、股上が浅いパンツは結構穿けてしまいます。



以下に ライトグレージャケットの着こなしをまとめます。

ライトグレージャケットとリジッドデニムのコーデ  細かい柄を生かす

2013-04-25 09:41:34 | ライトグレージャケットの着こなし
 ライトグレージャケットにTシャツというコーデにいささか字数を割きすぎました。45歳以上のコーデですから、すなおに襟付き白シャツ(ボタンダウンでもポロシャツでも)のコーデに話をもどしましょう。
 ライトグレージャケットは今が旬。メンズショップでも真っ先に進めてくるアイテムの一つでもあります。最近はストレッチ素材のものがあったりして選びやすい状態になっています。このブログは「カラーコーデ」がテーマですが、お洒落において「サイジング(サイズ選び)」は最も重要です。シャツも、ジャケットもパンツもサイズのあった服が着心地のいい服であって、そういう服が結局は数多く着用しコストパフォーマンスが高いということになるのではないでしょうか。サイズ選びだけは、何着も試着するということに尽きます。
 さて、45歳以上のカラーコーデでは「シンプル」を旨としてきています。今回のライトグレーと白シャツ+リジッドデニムもこれ以上ないシンプルさです。
しかしよく見るとジャケットに細かいチェックの柄が入っています。
生地もやわらそうな風合いのもので、そこに白いストールを巻いています。靴をこげ茶のスリッポンなどでなく、黒いレースアップのブーツというところも徹底しています。そうですね。これはどちらかといえば秋冬のコーデ。(出典 レオン)
 TPO的には上記は、休日のショッピング。こんな格好でパートナーをオープンカフェで待つみたいなシーンは恰好いいですね。



ライトグレージャケットのコーデ 濃いめのネイビーパンツとの合わせ方

2013-04-24 09:59:30 | ライトグレージャケットの着こなし
ライトグレージャケットに白シャツを合わせるのなら、パンツは明るい色落ちデニムにとどめをさします。春夏のコーデはこれが一番だと、断言しましょう。しかし、街にはライトグレーのジャケットにリジッドデニムをあわせる着こなしをみかけます。たしかにカッコイイ。上半身と下半身がくっきり分断されてしまっても上背のある男が着るとなかなかよく決まります。
 ライトグレージャケットに限らずライトベージュのテーラードカラーのジャケットにTシャツやカットソーで着るときに首回りが物寂しい感じになるのなら襟立てのテクニックを使うといいみたいです。テーラードカラーがしっかり見えると、ネクタイでもしなくちゃいけないみたいな気分になるところを、襟を立ててVゾーンを狭く見せて、ラフに着崩していることを強調できたりします。ついでに袖も少しだけたくし上げる。 写真 safari2010年11月号

秋冬にフラノや明るいヘリンボーン、千鳥格子のウールジャケットなどにリジッドデニムを合わせるのはすごくカッコイイ。とはいえ誰でも気が付く平凡なコーデであることは否めません。
 ライトグレージャケットと色落ち少な目のデニム、あるいは鮮やかめのネイビーのチノパンを合わせるにはどうするか。これは、もう巻物の出番ですね。ジャケットとパンツとインナーのまとめ役として挿し色を含んだストールを巻く。
ネイビーの色味がこれ以上強くなるとグレージャケットが主役の位置から降りてしまうように思います。例えばネイビーブレザーとグレーパンツの関係のように主役と脇役の関係がはっきりしたコーデというものがあります。パンツを主役にするならば、まず長い脚が必要かもしれません。(図版 出典 メンズクラブ)

 ライトグレージャケットには、ジャージー素材ニット素材などしわになりにくいものが少なくありません。トラベル向けに一つ持っていると遠方の旅行の時など重宝します。チノパン、明るいデニム、リジッドデニム、ジャージー素材のグレーパンツ。あとは白いポロシャツとTシャツにチャコールグレーのコットンリネンのカーディガンでもあれば旅路支度として十分でしょう。

ライトグレージャケットの着こなし Tシャツと合わせるにはパーカーをはさむかパンツを替える

2013-04-23 06:39:00 | ライトグレージャケットの着こなし
 さて、昨日に続き、ライトグレージャケット+デニムパンツの着こなし。写真のライトグレージャケットは、秋冬物のフラノ地のイメージですが、これは春夏物のスエット地やコットンのジャージー素材、コットンピケ、サージでも構いません。

 ライトグレージャケットに白シャツをあわせるには明るめのデニムがいい。これは間違いのないところですが、シャツをTシャツにすると途端にお洒落感が無くなってしまうのです。そこで、ひと工夫。インナーをグラフィックプリントのTシャツにしてその上に薄手の黒いパーカーを羽織る。これで全体のバランスが整います。
 ちょっと待て。ここは45歳以上のオジサンのコーデを扱うのに、こんな子供じみた格好をさせるのかい?それに黒のパーカーなど持っていない。
そうおっしゃるかもしれません。
インナーに重ねるのは、ゴルフのベストや薄手のレインウエアでもかまいません。なにしろライトグレージャケットと白Tシャツのつなぎですから。
さて、TPO的にはこんな格好でどこへいくのかといえば、まずはスポーツジム。もしくはゴルフの練習場。ゴールデンウィークの近場の行楽などに。(画像出典 オーシャンズ)


 さて、ついでにライトグレージャケットにTシャツを合わせるテクニックをあわせてご紹介しましょう。
 パンツを明るいブルーデニムからちょっと濃いめのグレーデニムに替えれば全体がモノトーンコーデになるためにグラフィックTシャツが浮いた感じになりません。もちろん45歳以上のオジサンが着るグラフィックTシャツに色があってはいけません。
(画像 出典 メンズJOKER 若すぎるのでもう一つ UOMO)
パンツを濃いめのグレーのチノパンにすれば、大人っぽくなりますね。



 ここまで書くと、いや俺は色落ちした明るいデニムなど持っていない。濃いめのデニムと白いロングTやカットソーを合わせるにはどうする。とおっしゃる方がいらっしゃるかもしれません。ライトグレージャケットと濃いめのデニム、あるいは鮮やかめのネイビーのチノパン。これは、もう巻物の出番ですね。明日は、ライトグレージャケットにTシャツというコーデを引き続きパンツを替えてご紹介いたします。

ライトグレージャケットとブルーデニムの着こなし その1

2013-04-22 00:51:24 | ライトグレージャケットの着こなし
グレージャケットを最も気軽に羽織るなら、やはりデニムパンツとの組み合わせになります。それも色落ちの進んだブルーデニムがよく合います。
 これは、白パンとは違って、かなりラフな着こなしだからストールやスカーフもニットタイもいりません。シャツは白のボタンダウンか白のポロシャツ。
デニムの青を生かす着こなしだから、他に色物は持ってこないほうがいいようだ。白シャツもTシャツをあわせるには、ひと工夫いる。それについては明日以降解説するが、とにかく白いボタンダウンとブルーデニム、これだけでも爽やかなコーデだけれど、その雰囲気を壊さずに盛り上げるのは、まさにライトグレージャケットならではの妙味と申せましょう。
 ということで、TPO的には日常に限りなく近いカジュアル。もっと気軽にジャケットを着ようキャンペーンみたいなコーデ。スーパーの買い物、近所の焼肉屋での家族との夕食、ビストロ、アイリッシュパブ、ワインバーでの一杯など。黒ジャケ、ネイビージャケットだと気軽に白シャツ+デニムをあわせていたのが、ライトグレーだとなぜか気おくれする、というか気付かない人が多いのではないでしょうか。



少しだけ注意するのは、なるべく明るい色のデニムを合わせること。くすんだブルーデニムだとグレーがくすんで見えてしまいます。シンプルなゆえに、ベルトや靴などの脇役が目立つのもいつもと同じです。
普通に着て、お洒落に見える。飾りのいらない楽なお洒落。覚えておいて損はないコーデです。



図版出典 レオン スナップ特集2012年春夏 ほか

ライトグレージャケットの着こなし ベージュのチノパン

2013-04-21 08:01:26 | ライトグレージャケットの着こなし
 ライトグレージャケットにホワイトデニム。これが基本ということで、いくつかコーデをご紹介してきましたが、ライトグレーにベージュという組合せも、極めてベーシックなコーデです。
ただ、基本というにはあまりに応用が利かない。せいぜい、白シャツの形をヘンリーTにするかポロシャツにするか、ボタンダウンにするかという程度。それほど「完成度の高い」組合せと言えるでしょう。
インナーをネイビーのポロシャツに変えると、白の清潔感が失われます。オフホワイトのコートでも羽織るか、白っぽいストールを巻きたくなります。
  さて、ライトグレーのジャケットに柄モノを使うという手ももちろんアリ。グレーの細かい千鳥格子なら白いポロシャツ一枚で十分お洒落です。
 TPOとしては、特段の華やかさのないコーデだけに、休日の一人の外出、近隣の会合、近所のおでかけからカジュアルなトラットリアでの食事。



 このライトグレー、ベージュのチノ、白シャツのコーデ、それ自体はポイントに欠けるので、ストールを巻いたり、ボタンダウンシャツならニットタイを締めたりする着こなしが見られます。もちろん前回ご紹介した「シャツの色挿し」も使えます。淡いブルーのダンガリーシャツ、薄いカーキ色のパーカーなども使えそうです。グレージャケットをスエット素材のものを選ぶか、ニットのカーディガンにするなら、色挿しが自然な感じでまとまると思います。犬の散歩、駅前のヘアサロンや本屋まででかける時などにぜひお試しください。


ホワイトジーンズとライトグレージャケットの着こなしその4

2013-04-20 11:29:45 | ライトグレージャケットの着こなし
 いきなり複雑な着こなし。それも派手なブルーのシャツをグラフィックプリントTシャツの上に重ね着してグレージャケットを羽織る。こんな芸能人みたいなコーデを45歳以上のオジサンにお勧めするのには訳があります。
まず、シャツですけど、クローゼットの中に一枚くらい、鮮やかな色あいのシャツがポツンとハンガーにぶら下がっていたりしませんか。買ってからもう3年も着ていない。そういうシャツを生かすのがこのコーデなのです。
 いやいや、それなら素直にジャケットの下に普通にボタンを留めて着たらいいじゃないかと思われるでしょう。グレーのジャケットと白のパンツなら、何色をもってきてもまとまるじゃないかと。確かにそうなのですが、グレー2回目のグレーシャツとのコーデを思い出して下さい。明るい鮮やかな色のシャツだとボタンを締めるとシンプルになりすぎて、中心がない感じになりがちなのです。そこでストールやスカーフを巻くと今度はシャツの鮮やかさがアダになって派手派手な印象になってしまいます。
そこで、インナーに着たTシャツをグラフィックプリントのものに変えて、「中心」を作ると、派手目な色のシャツがストールのようにアクセサリーになって全体のカラーバランスが整います。
 これは、グレージャケット、ホワイトデニムにTシャツという着こなしにも応用できます。白シャツ白パンライトグレージャケットだと、悪くはないけど焦点がぼけた印象。そこで、ジャケットをチャコールグレーに変えるかインナーに挿し色を持ってくるという着方が思い浮かびます。
 さて、45歳以上のオジサンには抵抗があると思って出しませんでしたが、シャツの代わりに薄手のパーカーを使う手もあります。グレー以外の色(黒とか茶とか)を使っても同じような感じになります。
持て余している派手なシャツはなくてもパーカー(オレンジや緑とか)あるならぜひこういう無彩色だらけの着こなしに挿し色としてつかってみましょう。
 もちろん挿し色シャツは、濃いめのデニムシャツでもOKです。暗めの柄シャツも試してみる価値あり。グラフィックTシャツも、カッコいいから買ってきたけど一枚で着るには気恥ずかしいというやつをこの際生かしましょう。
 で、これを着てどこにいくか。週末のショッピング、パートナーと一緒に東京駅のKITTEとか、新しくできたアウトレットに。

 そうそう、重要なことを書き漏らしました。中に羽織るシャツの着丈に注意。これは、外のジャケットの着丈以下でないと、かなり無様な様子になります。
 最初からタックアウトで着ることを前提のデザインのシャツを選びます。
 長すぎる場合は、お直しで着丈指定でカットしてもらうこともできます。
 いつもタックインで着ていたオジサンは、いままでシャツは首回りと身幅くらいしか気にしなかったでしょうけど、こういう着こなしを考えて、ぜひ着丈をチェックするために試着をなさることをお勧めいたします。


ライトグレージャケットの着こなし 白パン+ネイビーインナー

2013-04-19 09:28:26 | ライトグレージャケットの着こなし
 ライトグレー、白パンに色を投入するならインナーということになります。なにしろ45歳以上を対象としているコーデですから、オリーブとかこげ茶とかネイビーのポロシャツというあたりが、なんとなくオーソドックス。実際、着てみるとこれが綺麗にまとまります。白・ライトグレーとのコーデだけに、インナーが黒すぎると全体にドスの効いたイメージなってしまうので気をつけましょう。タックインで着るのでなく少しだけベルトを見せる。くつろいだ雰囲気が大切。ジャケットを腕まくりとか、ポロシャツの襟を立てるとか。靴は、ベージュのスリッポンなどを。
さてTPOですが、連休のドライブ。郊外のアウトレットとか、東京駅前の新しい商業施設をパートナーと覗きにいくとか。
春夏のネービーブレザーや黒ジャケでもいいけど、もうすこし休日気分を盛り上げたいというときにライトグレー+白パンのコーデは役に立ちます。
とはいえ、ホワイトデニムを持っているけど、7年前のもので、股上も深くラインがずん胴で太すぎる気がするという方、せっかく買ったラルフローレンのホワイトジーンズ、捨てないで活用しましょう。サスペンダーをつけて履くとラインもキレイに見えますし上半身のスリムな今風のジャケットとあわせたらAラインを意識したコーデとして結構カッコイイですよ。お試しを。