『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

問いの立て方ってめっちゃ大事

2022年08月26日 | 哲楽cafe
「家族について考えよう」
と言われたら、どんな問いを立てますか?

たとえば、こないだの
哲楽cafeピーチクパークでは、主に、

家族の範囲や条件に関する問い
・部活とかの仲間を家族!っていっている人がいたが
 家族とはどこからどこまでの関係を指すのか
・家族であるために、血縁は必要か?
・家族になるってどういう事だろう?
と、
家族の距離感、あり方に関する問い
・「自立した大人同士が一緒に暮らすのが家族」?
 「甘えられるのが家族」?そのバランスはどこで取る?
・一緒にずっと過ごす家族。ほどよい距離感って?
が、多かったです。

そんな中、家族や周囲への愛に溢れた
「家族に何をしてあげられるのだろう?」という問いと、
社会に向けて、意識的になっていく
「家族がいない前提の幸福な生き方とは?」という問いが
個性を放っていました。

特に
「家族がいない前提の幸福な生き方とは?」という問いは、
9人中8人(一人3回挙手)が「それについて考えたい」という程、
すばらしい問いでした。

これ、一人世帯の方の日常会話なら、
たぶん、もっと身近になると思うんです。
「先々不安だから、婚活しようかな」とか、
「保険、見直そうかな」みたいに。

または、感情が先に立つと、
「なんで自分には家族がいないんだろう」とか。
「幸せそうな家族の風景って寂しいな」とか。
問いとも言えない問いになるかも。

これを、少し感情から距離を取って、
一般化してみることで、
誰もが考えるに値する、素晴らしい問いになる。
「家族を前提としない幸せな生き方って?」。

問いの立て方って、大事だなぁ、
と思ったのでした。

最後の15分ほどで、全員に
この会に参加して
①わかったこと と
②わからなくなったこと
を聞いてみました。

①わかったこと、は、
それまで別に意識してなかったけど、
「私ってそう考えてたんだ~」
と気づいたこと。いわば自己認識。

②わからなくなったこと、は、
それまで意識してなかったことを
「私、そこは何も考えてなかったわ」
と気づくこと。いわば無知の知。

最後は感想を聞こうと思ってたけど、
突発的にこの2つを聞いてみたんです。

結果的に、
自分軸や自分の価値観を意識するのに、
①も②も、どっちもすごく大事だな~と思って。

主催者としては感想も聞きたかったけど、
クロージングにふさわしい問いが
突然降りてきたので、飛びつきました。
ありがとうございました(←誰に??)。

②について、そこからもう一回、
改めて家族について考えてみると、
広がった分だけ、余計に深められるんでしょうね。

その作業は、今度は自分との対話。
なかなか値打ちありそうです。
何もかも、スッキリ解決しないことこそ、
こういう時間の楽しさだと感じました。
ありがとうございました。

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