『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

カラダ動かす人々の言葉

2018年06月13日 | 昼行燈より愛をこめて
ここのところ、
ガテン系(って今も言う?土木現場系)の
お兄さんたちの会話を聞く機会が
たくさんあります。
会話…?? 口調、かな。
泉谷しげる風べらんめぇ。関西だけど。

最初は、その声が聞こえてくると気が散って、
「うわ、ガラ悪いなぁ…」とか、
「もうちょっと静かにしてくれないかな」とか、
思っていましたが、
最近は、だんだん免疫が出来てきて、
その口調の強さに聞き耳を立ててたりします(^^;)。

職人さんたちの交わす言葉は、
さまざまな土地の言葉と同じく、
言語セットとして、完成されています。
津軽の人が津軽弁を話すように、
営業の人が営業口調で話すように。

先輩が話す時の口調は、
「おいお前、コレできてないやんけ」調の巻き舌に、
ピシッとした職人の「とろとろすんな風」を足したもの。
後輩とおぼしき人たちの返事は
「ハイッ」「〜〜っスか」で、これまたビシッ。

飛び交う単語は、専門用語と仕事の指示。
口調はオラオラでも、内容はプロ。
これが、心地よさとガラ悪さを分けるキモですね(^^)。

職人さんが町に来るようになってから、一度、
遠くから、ののしりあう声が聞こえてきた。
「ケンカはやめてー」と思っていたら、
実は、住民のケンカの声だったらしい。

うっそー! ケンカしてたの、住民かいっ!
職人さんが、それを止めてくれてたそうです。
こっそり濡れ衣を着せてしまったじゃないか。
オラオラ口調に騙されてはいけないな。

カラダ使ってる人の口調は、パワフルです。
カラダと頭が、見事に一致しているからかな。
ウソや迷いのないまっすぐな言葉の見本、
みたいなもんですね。

私も言ってみるか?
「おい、脱いだモン、ちゃんと洗濯機に入れとけやっ!」
おわ~~、このインパクト!

でも、私はその言葉、使いにくいなぁ。
自分に不都合だからって、相手に強制したくないし、
不都合なことをする相手の思いを知りたいから。
あえて迷ったり考えたりしたい方だから。

「えー、なんでそうしたいの?」とか言ってたら
黙ってしばかれそう(^^;)。
うだうだ言ってたら事故が起きるような現場だから、
キッパリ系で話すようになってきたんだろうな。

自分に向けてなら言える??
「おい、やりたいんやったらやれよ!」
うん、言える。

言えるけど、言われた方の私が
言った私の言うことを聞いてくれません…。

「わかってるのにできないよー。どーしたらいい?」
「ナメてんのか! テメーで考えやがれっ!」
ハイ(^^)。

とりあえず、カラダ動かそ。

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