『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

靴下の愛おしい季節 79/100

2021年10月27日 | 手足を使う日々
寒くなってくると、
足元から暖めたくなります。

私は、靴下重ね履きしたい派なので、
靴下の消費数(?)は結構な数に上ります。
消耗も激しい。

そこで、ダーニングなどして、
靴下を繕ってみるのですが、
これがまた毎回楽しくて!

ラジオを聞いたり、テレビを見たりしながら、
ちくちくちくちく。手が止まりません。
枠のない織物のような感覚で、
経糸、横糸を毛糸針で交互に織りなしていきます。



あまった毛糸を使い切れるのもいい感じです。
目立たせないように繕うのではなくて、
むしろ、目だっていいように繕ってみる。

靴を履いている時には見えないけど、
正座した時にはバッチリ見えて、
気づいた人はちょっと楽しい。

太さ、素材、色、配置…。
いろんなことを考えつつ繕うにつれ、
靴下が進化して、愛着も増していきます。

たとえば、この茶色の靴下。


私、指先よりも足裏の腹部分が先に薄くなるので、
そこを1年ほど前に、赤い毛糸で繕いました。
極細のアクリル毛糸で。

アクリルは、こすれにも強く、
1年履き続けると、布地と一体化しました。
こんな感じ。


履き心地だって、
何の段差も違和感もありません。

そして、この秋、
この靴下のかかとが薄くなってきました。
靴とこすれる部分なので、結構広い範囲で、
「よくこれで破れずに保ってるな」というほど
もともとオレンジのかかとだったところが
薄~~くなって、肌色が透けて見えています。

かかとは、しっかりと受け止めたくて、
羊ちゃんの温もりで分厚めに繕ってみました。
素材は、並太の段染めウール100%。
色もちょうどいい!

並太くらいの太さだと、
広い範囲だてサクサク進みます。
それで出来たのがコレ。


もとのオレンジのかかと部分と色が馴染んで
ツイードみたい。

そして、ウール100%の太い毛糸で繕うと、
履いているうちにフエルト化していきそう~~。
繕って1週間経つと表面がモケモケして来ました。
細いウール100%だと、毛羽立って破れたけど、
並太に期待~。

これ、だんだんもっと薄くなっていって、
足底全部を繕い直して、そこがフエルト化したら、
ルームシューズになるかもね! 

前に、薄くなった靴下の底部分を
いっそ全面的に羊毛でフエルト化してみたら、
靴下部分とフエルト化した部分が分離して失敗だったのよ。
この並太ウール100%ダーニング作戦なら、
靴下の底が少しずつ、そして全面的に、フエルト化していくかも!

こうやって、市販の靴下を、
その都度進化させながら履いていく快感。
自分の持ち物を限定して、それを大事にしつつ、
どんどん好きになっていく喜び♪ 

それは、最終的には、
「世の中には、すごい人がいるのは知ってるけど、
私は私として進化していけば、それで上等」っていう感覚と、
通じるものがあるような気がします。

役立たなくなってポイする快感もあるけど、
大事に育てて行って、生かしきる快感も大事にしたいな。


▼本日のフォルメン 79/100

バランスが難しい時は、
同じ動きを地味に練習したりします。
う~ん、どれもイマイチ納得できない感じ。

※「何コレ?おもしろそー」という方は、
コチラをどうぞ。
私にとっては、
心を整えるヨガであり、瞑想の時間です。




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