最近、庭のお豆があれこれ教えてくれていますが、
今日はごはんを炊きながら「あ！」と一瞬手が止まる。
今日はごはんが真理を語ってくれるらしい。
わくわく！
その「あ！」をそーっと手繰り寄せてみると、
すご～～い(^^)。
ウチは圧力なべでごはんを炊いているんですが、
あの蒸気って、怖いくらいにパワフルでしょう？
蒸気で魚の骨まで柔らかくするんだから、
たいしたものです。
んでね。
当たり前だけど、パッキンが劣化してきたら、
蓋のヨコから蒸気が漏れて、ごはんは炊けません。
白米は炊けても、玄米は無理。
そんなふうに、何かを実現するためには、
人が怖がるくらいにまっすぐ無茶して、
やっと叶うってことがあるんじゃないか。
そんな風に思ったのです。
さらに、「考える」ということだけでも、
何かを最後まで考えることは、
すごく集中力の必要なことで、
蓋から蒸気が漏れてると…
つまり、あちこち気が散っていると、
自分なりの答えを出すこともできない。
だから、いつまでも私はごはんが炊けないんだ！
蒸気を漏らすな、私！ と。
これ、こないだ読んでた
『シュタイナーの瞑想法～秘教講義3』という本にあったんです。
タイトルはスゴイけど、中身は大人の自己教育の本です。
ルドルフ・シュタイナー著 高橋巌訳
春秋社 2640円
関係する所を要約すると（最初の方です）…
この社会では、
何かが考え出されると、
すぐに別のことが考え出されて、
はじめの考えを補足し、
変化させなければならなくなります。
そうしている限り、
自分の思考を統御することはできません。
私たちの思考力のほとんどすべては、
私たちを認識目標へ導くことなく、
思考のエネルギーは失われます。
自分の思想を最後まで追求せず、
浪費しているのです。
…と言うような。
ああ、濃い内容。
実は昨日、仕事もなかったし、
ＷＥＢで募集してたライター案件を見て、
興味本位でやってみたのでした。
その後にごはん炊いてて「あ！」って思ったのです。
違うでしょ？ 蒸気がもれてるよ、
あなたは何に言葉を使いたいの？ って。
ああ、時間があるのに、
やりたい事に真摯に向き合わず、
理想や言葉だけが空回りする。
要はお前次第なのだ。
言葉ではなく身体で、お前の行動で表現しろ。
蒸気を漏らさずにマジメにやれ！
というようなことが
ごはんを炊きつつの「あ！」から届いたのでした。
なんかさ～、
こないだは、豆に教えられ、
今日はごはんに教えられ。
耳を澄まして向き合えば、
日々の暮らしがいろいろ語りだして
家事も散歩もワクワクする。おもしろい！
変なトコに行っちゃってる？
まあ、普通じゃないかもね。
受け取り方によっては怪しいけど、
教えてくれるんだから仕方ない(^^)。
家の中でも散歩中でも仕事中でも、
目の前の日々の事は、
自分が耳を澄ましさえすれば、
実はすごく深い所に連れて行ってくれる入口なんだ。
明日も何か聞けるかなー。
▼ご興味ありましたらこちらもどうぞ。
豆でさえもいろいろ教えてくれたよ
今日の豆は何を教えてくれるかな？
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