目的地を見ることと、目の前の道を見ること

昨日は、私の「最近」が
400年くらいのスパンになっていて驚いた話をしまた。
それは、かなり世間からズレた感覚ですが、
「なぜ生きる」みたいな大きな目標を意識するには、
意識的にズラしてみるのは有効です。

時間軸、空間軸を大きく取って位置づけしなおしてみると、
社会や時代で果てしなくつながっている中での、
それでも個としての「身体を越えた私」が意識できます。
えーと、損得で動く小さな私じゃなくて、
真善美とかを時々思い出させてくれる担当の
意識しない限りは、わりとよく眠ってる方の「私」ね。

そんな大きな私に見えるものは、
たぶん、快不快を越えて、晴れ晴れしています。
それを邪魔するのは、他の誰でもどんな状況でもなくて、
この小さい私、なんだよね。

ああ、ややこしい。
誰の中にも大きな私と小さな私の両方がいて、
どっちの言うことを聞いてあげるか、です。

もちろん、意識してない時には、
小さな私が私を支配しています。
でないと、この身体が生きていけないから。

それはそれで必要なのですが、
たまーに、意識的になって、大きな私と会話してみると、
おぼろげながら、自分の方向、目標、
みたいなものが意識できたりします。

大きなスパンで見て、
自分の歩く方向がなんとなくわかってきたら、
今度は、具体的に自分を生かして使うために、
短い時間で区切った方が動きやすいし見えやすいのです。

自分の方向がわからないまま、
小さなスパンで見ていくら効率化してても、
どんな船に乗っているのかも、
どっちに向かって運ばれているのかもわかりません。

効率化してできた時間には、
意識的に、 100年、1000年スパンでモノゴトを見てみると
何か普段とは違うものに出会えると思います。

かく言う私だって、普段、
1分2分の事に焦ったり余裕を感じたりします。
電車に乗るとか、料理が焦げる〜とか、トイレ行きたいとか(^^)。
ちゃんとこの世で生きて行くには必要な焦りです。

でも、それだけだったら、
今せっかく生きて動ける身体を持つこの私を
「おぼろげにわかった方向」に向けて使えない！

長いスパンでばっかり考えてても、
短いスパンばっかりで考えてても、
もったいない。

普段、長いスパンで大きな事ばっかり考えているなら、
目の前のことを短いスパンで考えてみる、
普段、目の前のことばっかり考えているなら、
長いスパンで大きな事を考えてみる。

そうして、目的地と目の前の道の両方をみることで、
今より意識的に、自分を使えるように思います。

がんばれ、私！
そしてありがとう、同時代を生きる全員の私！
あ、ちょっとアヤシイ。けど、そういう気分。