◆◆8/17記事◆◆
◆8月17日 ガザに酷暑、避難民の苦境深まる 支援活動に支障も(ロイター)
恐ろしいのは学校や避難所に降り注ぐミサイルばかりではなく、気温が上昇での健康悪化だ。サマヘル・アルダウルさん(42)は戦争が始まったころに殺された方が良かった、と。2月に中部マガジ難民キャンプの国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)運営の学校空爆で片脚を失った息子(20)が蒸し暑さで汗をかき、脚が腫れ苦しむのを見るのは辛い。「昼間はテントの中も外も、ものすごく暑い。海に行くこともあるが、とても厳しい」サバ・ハメスさん(62)ラファから避難し、今は親戚18人と一緒にテントで暮らす。「テントは金属製の薄い板で作られた狭い簡易的な建物で、中はサウナのようだ。ほとんど息ができない」。230万人の住民のほとんどが避難生活。テントや過密な避難所、電気や飲み水もシャワーもない。飢えと体力の低下、酷暑で寝れない。食べ物は腐り、ハエなど大量に発生。熱中症の危険。4月以降、気温が40度の暑さ。公衆衛生の危機が迫る。イスラエルの物資輸送制限で援助物資を積んだトラックは日光の下で待たされる。
◆8月17日 ガザで25年ぶりポリオ感染 国連、ワクチン接種で即時停戦呼びかけ(朝日新聞デジタル)
25年間、ポリオの症例のないガザで、生後10カ月の乳児のポリオ感染が確認された。ポリオウイルスは感染力が強く、便などを介して主に乳児が感染し、手足にまひを引き起こす。WHOは7月30日、ガザの下水から、ポリオウイルスが検出されたと発表していた。グテーレス国連事務総長は16日、8月末から9月にガザ地区全域で10歳未満の64万人にポリオワクチンの接種を計画しているが、戦闘激化で接種は不可能だと戦闘の即時停止を求めた。
◆8月17日 ガザ停戦交渉、来週再開へ 米国務長官とイスラエル首相が19日会談(ロイター)
15日にドーハでの停戦協議は16日の交渉を終え、来週再開する見通し。仲介3カ国の共同声明では米国が迅速な合意を目指す新たな停戦案を提示した、という。
ネタニヤフ首相は19日にブリンケン米国務長官と会談する予定。
◆8月17日 イラン、イスラエル報復延期か ガザ交渉を考慮、仲介国も要請(時事通信)
イランとヒズボラが16日までに、停戦交渉の合意達成に向け、仲介国に時間的猶予を与えるためとして、ミサイル部門などの警戒レベルを引き下げた。
◆ひかるの呟き◆
停戦協議は合意せずだが、協議継続でかろうじて希望は繋がった。ガザの猛暑はミサイル同様に容赦なく襲い掛かる。ガザのマッスーシが闘病中で日本にいるママに送信してきた写真にはガザのビーチでパラソルを開き、涼をとるガザの人が写っている。
ポリオ感染の記事に停戦が成立しない恐怖に息苦しくなる。あれこれこれの理屈抜きに、今すぐ停戦を!!