カリフォルニア便り ーFROM OQ STUDIOー

~南カリフォルニアから~
陶芸家の器と料理、時々王様の日々

待ってたよ!

2011年07月25日 | Lives

 

スンスン スンスン ・・・・・

 

 

ねえねえ、どこかでいい匂いがするよ。

王様!上だよ上。地面じゃなくて、上を見てご覧よ。

 

 

今か今かと待っていたプルメリアが咲いたんだよ

 

ホント、いい匂いだね

 

この花を見ているとね・・・・・

 

 

こんな景色や、

 

 

あんなことを思い出すんだよ。

今度はいつ行かれるのかな?

行きたいな~

 

あのさ、どうでも良いけどお腹空いた~

・・・・・ 

 

 

プルメリアの花言葉

気品・風刺・情熱・熱心・内気な乙女・恵まれた人

 

 

 

 


サマーガーデン

2011年07月11日 | Lives

7月に入り、日中は35度を超える暑い毎日です。

ですが朝晩は涼しく過ごし易いのですから文句は言えません。

 

朝6時少し前の庭です。

この時間は空気もひんやりとして、気持ちがいいので朝食を庭で頂く事も多いです。

でも後一時間もするとぐんぐん気温が上昇して、プールに飛び込みたくなります。

人間はそれで良いですが、庭の植物達は逃げることが出来ないのですから、

お水をあげる時間やタイミングには充分配慮してあげなくては可愛そう。

朝食が済んだら、早速手入れを始めなくてはなりませぬ。

私が毎日朝晩お水や肥料を上げたり、健康状態をチェックしながら歩く順を追って、

我が家のサマーガーデンの植物達を少しご紹介させて下さい。

キッチンの窓を縁取るように咲かせたら素敵かな?と思って昨年植えたサンパラソル 

今年は早くから蔓を伸ばして、元気一杯のピンクの花を次々と咲かせてくれています。

ベンチの両側に置いたバラの鉢植えも今年3度目の夏を迎えました。

ここは、ベッドルームから庭に通じるドア越しに見える場所。

朝シェードを上げて、新しい蕾が開いていると幸せな気持ちになります。

バラと言えば、我が家のローズガーデン。

午前中の強烈な日差しのせいで、午後には早くから土がカラカラになってしまっていました。

少しでも快適に過ごして欲しくて、今年はウッドチップを蒔きました。

そのせいでしょうか、暑さにも負けず大輪の花を沢山咲かせてくれています。

満開のブーゲンビリアの小道を通って、

レンガの階段を降りる途中の塀の向こう側には、

大好きな白いサルスベリの花がのぞいています。

サルスベリは東京で暮らしていた頃の思い出の花。大好きです。

私はこの花を見ると、日傘の似合う花だな~と思うのですが、いかがでしょう?

家には前庭裏庭の両方にピンクと白合わせて10本の大きなサルスベリの木が有ります。

この花が咲き始めると本当に家が華やかになります。

そして旅先の思い出の花がこちらプルメリア

本当に美しい香りを放つ花です。

蕾が膨らみ始めていますから、今年ももう少しで会うことが出来ます。

夕方になると漂う素敵な香りに包まれておりますと、

大好きな国の大好きな風景が浮かんできます。


これで裏庭を一回りいたしました。まだ前庭にも沢山の植物が有るのです。

さ、お日様が高くならないうちに終わらせてしまいましょう!

 

では

 


夏を待つガーデニング

2011年05月15日 | Lives

 

今日は窯焚きの日でしたので少し早起き。

見上げれば曇り空。

コレはやはり神様からのお告げでしょうか? ” 汝、外に出よ!働くがよい!” と。

暑過ぎず、寒過ぎず、こんな日はガーデニング日和です。

そう、我が家の5月はガーデニング強化月間と決まっております。

春の花は球根ものが多く、早々に始末してしまうと来年の球根が育ちません。

ですので、すこしみすぼらしいですが、枯れた茎や葉をそのままにしてあったりします。

5月に入り、日差しも夏を思わせる日もちらほら出始めますと、

それらを片付けて、夏を迎えるための支度に取りかかります。


この辺りのほとんどのお宅はガーデナーが週一度入っていますし、

我が家も危険を伴う剪定は業者にお願いしますが、

何でも自分でやりたいDIY大王と、元フローリストの二人組ですので、

やはり出来る限りは自分達でと思っています。

ガーデニングなどと申しますと、コットンのワンピースなど着て、

優雅にお花を植えているかのようなイメージも有りますが、

アレでございますね、実のところガーデニングは大変な肉体労働でございます。

ただひたすら伸びきった枝を切っては投げ切っては投げ。。。

もう仕舞いには握力が無くなって参ります。

お次はジャングルのようなストレッチアの茂みをかき分けて、花殻を切ります。

 

パームツリーからは柔らかい春の新芽が出ています~

植物達の成長のためにも、切るべきところは切らなくてはなりませんが、

私はこんな風に出来るだけ野生の趣を残しておくのが好きです。

まだ終わりませんゾ。 次はローズガーデン。

この辺りでは一年を通してバラが咲きますので、剪定の仕方が日本とは異なります。

我が家にあるバラは老木ですので、剪定時期には気をつけています。

今の時期はまだ強い日差しも乾燥も少なく、バラにとっては快適な季節です。

私はこの季節を選んで、かなりの強剪定をしてしまいます。

沢山蕾もついていて少し可哀想なのですが、こうする事で株が元気になって、

夏の暑さや乾燥も元気で乗り越えることが出来るのです。


さあ、今日はこれぐらいにして御飯にしましょうか。明日は消毒や肥料をいたします。

夏を待つガーデニング、今年もまたこの季節がやって来ました。


では


 


頑張れ日本!

2011年03月12日 | Lives

夕べから一睡も出来ずテレビの前で繰り返される、

現実の事とは、にわかに信じ難い映像を見続けています。

この瞬間にも大変な思いをされている方々の事を思うと、

暖かい部屋で、今まで平和な時間が流れていたその場所が、

濁流に呑まれて行く様子をライブで見ている自分が情けなく、

自然の圧倒的な驚異と自分の無力さを痛烈に感じます。


阪神大震災を経験された知人が、毎日テレビカメラが取材に押し掛けているのに、

被災した自分たちは何の情報も得ることが出来なかったと言っておられた事を思い出します。

同じ事がきっと今起こっているのでしょう。

日本から遠く離れた私が見ている状況を知るすべのない方々が、

私の愛する国、日本に沢山居られるのです。

本当に必要としている人が得られない『情報』の意味を今更ながら考えさせられます。

 

どうか全ての方々に一日も早く、いつもの毎日が戻りますように。

そして、いま同じように大変な恐怖を味わっている動物達の命が、

後回しにされる事の有りませんように。


頑張れ日本


祈りを込めて

 


一人あそび

2011年02月28日 | Lives

今日もまた、フリージアと一緒です~

こちらも昨日に引き続き新作の花器。

名前は ”コーヒークリーム・マカロン”

白いマカロンにコーヒークリームがとろんと入っているような甘~い花器デス。

昨日の物よりふた周り程大きくて、口も広く空いているなかなか手強い形。

でも私が作った物は、ちょっとした工夫をしてあるから結構使い易い。

この花器には『きっかけ』と私が勝手に呼んでいる、花生けを始める場所があるのです。

お花を摘んできましたよ!

では、生けてみましょうか。

フリージアは実はとっても花首が重いお花。

広い花器に一輪では、その重さでくるくる回って思った向きでお花が止まりませんが、

この花器にはくぼみが有って、そこにお花を引っかけるように置くとちゃんと止まるのです。

そのくぼみが『きっかけ』です。

一本止まればこっちのもの。茎を組み合わせるようにして4本で骨組みを作ってしまいます。

この骨組みの中に次々と茎を差し込むようにお花を入れて行くと、

思い通りにお花が止まります。

一本入れ込むごとに花器を少しずつ回転させてあげると、

四方向、どこから見ても美しい仕上がりになります。

入れ終わりましたよ。でもなんだかモッサリしてるでしょ?

満員電車みたいで窮屈そうだよね。

でもね、この段階で余り空間を出してしまうと

茎が細くて花首の重いフリージアのようなお花は、

いつの間にか水からスッと茎が浮き上がってしまう。可哀想だよね。

最後の蕾まで元気に咲かせて上げる為にも、しっかり奥まで入れてあげて下さい。

このアレンジに伸びやかさやリズムを出す為には、

この残しておいた茎の長めな5本を使います。

この5本をバランスを見ながら互いのお花の頂点が三角形になるように入れます。

これで出来上がり。

でもここに置いたままでは良く解らないよね。

実際に飾る場所に移動してみますね。

この場所では広い空間、白い壁が緑色の蕾を引き立たせてくれるので、

リズムや伸びやかさが出て来ます。

低い椅子に腰掛けてお花を見る場合はコレくらいの目線からになります。

カウンターの内側から見るとこんな感じ。バーテンダーさんもお花が楽しめます。

360°どの方向からでも楽しめる「四方見」のアレンジでございます。

 

優しい香りに包まれながらの一人あそび。

あー楽しかった