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玄関に香を焚いて
新しい年への準備がようやく終わったよ。
2010年の全てにありがとう。
王様もありがと
世界各地で2011年が幕を開けてるけど、
私はまだ大晦日の真っただ中に居る。
去年はタイで日本から2時間遅れの新年を迎えた。
これだからカウントダウンを無意味なものに感じるようになってしまったのか。。。
さて、私の暮れのメイン・イベントの一品作りが終わった。
いりとり
母の味。世界の何処にいようとも、これを作れば母が私の中に居てくれる事を感じられる。
母の味がいつしか私の味になり、
私の味が我が家で共に新年を祝う、様々な国の人達のお正月の味になって行く。
食の凄さって、こういう事だと思うな。
一年間この味を楽しみにしていたと、毎年どんぶり一杯食べてくれる客人の為に、
私の道具で出来る限界の量を今年も作った。
食を愛すれば、やがてその味を育んだ国が好きになり、
その国で暮らす人々を愛するようになって行く。
愛するものを傷つけようとは誰も思わない。
やっぱり食って凄い。
いつも人の真ん中にある。
「時間はかかるけど、これさえ作れば後はバラ色だから頑張って作ってね」
この間テレビのお料理番組で、豚肉のお料理を作りながら
陳さんが元気に仰っていたっけ。
うんうん、わかるわかる、言ってる意味わかるわ~
・・・・と思った。
それにしても、なんてなんて一つ一つ手間のかかる事か!
これさえ作れば・・・・・・・
後は・・・・・・
薔薇色!
頑張れ、自分。
黒豆
ニシン
キッチンでお鍋がコトコト
家全体がいつもの年の瀬の香りに包まれる。
「いつもの・・・」は決して当たり前のことじゃない。
今年もまた、新春の支度のためにキッチンに籠れる幸せ。
ちゃんと感じていよう。
その頃王様は・・・・・
キッチンを見渡せる特等席で寝てる・・・
子供の頃母が台所でカタカタと音を立てていると、とても安心した。
幸せとか平和とか、そんな言葉さえ知らなかった頃。
王様も同じように感じているのかな?
王様、新しい本の出版おめでとう!
この本の中には、君や君の仲間達の写真が沢山。
皆、悲しくて寂しくて怖くて辛い経験をしなくてはいけなかったけど、
今は世界中の人達が君達を見守ってくれているんだよ。
王様、いま君は幸せですか?
私を君の家族にしてくれてありがとう。