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もんく [とある南端港街の住人になった人]

街は芸術的 その2

これも海安路で気に入っている壁だから載せてしまおう。

屋根の形に見えるのは実際の家の屋根の痕跡。
この道路ができる前にはそこまで家があったのです。
台湾の場合、家を建てようとする土地に隣接して家があれば遠慮なく隣家の壁を利用して家を建てます。
だから立ち退いた家は写真のような痕跡を残すのです。

しかし利用されていた家の方が先に無くなってしまう場合は壁も無くなってしまうので、まるで家を大きな包丁でスパッと切ったかのような状態になってしまいます。実際にそうなってしまった家を見ることもしばしばです。

また、写真の無くなった家のように一件まるまる全部無くなってしまう場合ばかりではありません。道路が中途半端なところにできる場合には家も中途半端に切り取られてしまいます。そうすると家の輪切り標本ができます。これもよく見かけるものです。台湾政府は道路を作る場合、本当に必要な土地分への補償しかしないのでしょうか。

ところで、輪切りになった家はその部分に壁を作って修復するのだろうか?
そこまでは見た事がないのでわかりません。
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