もんく [とある南端港街の住人になった人]

今だからちょっと考える

昨日、電話とテレビだけでは災害時の情報と通信は不安だと書いた。

ちょうど今日、「みんなの命を救う:災害と情報アクセシビリティ」(山田 肇 著 NTT出版)(←クリック) の一部が期間限定で無償公開されていた。一部と言っても長いので読むのは簡単ではないけれど、これまでの自然災害での状況などいろいろな情報がまとまっていて良いようだ。

神戸の地震では地震発生後に流通する情報量が50倍になったとか、どんなメディアに可能性があるのか、情報と言う面からみて人々はどんなカテゴリーに分類されるかなどちゃんとしたデータを元に書かれているようなので興味があれば読んでおいて損はなさそう。今だからこそ、そしてこれからの事を考えてと言うこともある。



それともう一つ、通信手段を検討することも必要だけれど、それをどう処理するかってことも同じ位に大事だ。

そんなことはこうなる前にも良く言われることで、"リテラシー"って言うんですか?、つまりそれをどう自分の中で判断したり活用したりできるかと言うのだそうです。

今日、Sさんからのメールに「東京はもうダメだ」って言う意味の事を言って不安を撒いている人がいると書いてありました。この時代、ちょっと検索すると今起きていることをちゃんと解説してくれる専門家の方々も多いし、仮にそれに間違いが含まれていたにしてもリアルタイムに否定したり修正されるので「もうダメ」まで行くにはまだまだ相当長い距離があるのが事実だと思う。

何にしても、いくら情報が確保できたにせよ、受け取る側が常に情緒的な判断と思考しかできないのでは逆効果になる。


こうした事は仕事をしていても感じることで、エンジニアと名の付く人だって常にデータから物を言っているわけではなくてちゃんと見ればその内容は多分に情緒的だ。エンジニアの仕事はその情緒との戦いと言う要素が、実際の問題解決と同じ位に大きいと感じている。人間はそう言う動物なのだから仕方ないのだけれど。


だから地震の時はみんながいっせいに電話してその情報量が50倍になって回線がパンクするから他の通信手段も持っておいた方が良いよなどと言う面倒臭いアドバイスなんてほとんど誰も聞かないわけだ。津波画のスピードが800km/hと言ってもだれも数字で実感できないのも同様かと思う。



そう、iPad2の日本発売が延期になったのですってね。

今、それどころじゃないって自粛ムードなのかもしれないけれど、日本にはこれから税金がたくさん必要なのでそれもどうかな?、と思う。買える立場にある人はどんどん買ってあげて税金を納めた方が良いのでは、と言うと、批判されるのでしょうか? それと国民健康保険とか国民年金を払えるのに払っていない人も寄付と同じなのだから払ってみたらどうなのだろう? とても良い人助けになるはず。
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