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もんく [とある南端港街の住人になった人]

猫ご飯の謎

最近、うちの猫ご飯、高いのに昇格している。


その説明の前に、「猫ご飯」とは何だと言われるので解説。
いわゆる、それはキャットフードと呼ばれる。カリカリなのだ。うちには猫が同居しているので時々彼らのために何か買わないといけない。そう言う時、普通にスーパーマーケットもあるけれど、そこに無いとペットショップに行かないといけない。

が、ここにまず、第1の違和感が発生。うちの猫達の事、ペットとは思ってない。あくまで同居者なのだ。なのでペットショップに買いに行かないといけないと言うのはちょっと屈辱的な思いがある。でも、世の中は家に猫と言うとペットと言う扱いになってしまうのでペットショップ以外選択肢が無い。誰か何か人間でない家族のためのショップを作ってくれないかと思う。

そして、キャットフードも同じ事。うちの猫たちはペットじゃないので食べるものはキャットフードじゃない。だから猫ご飯と言うわけ。


それで、話は元に戻る。

同居者なのに一応猫は猫なのでそれなりのものを用意して食べてもらわないといけない。うちは人間もそんなに良いもの食べているわけでもないので猫達もそれなりだ。でも、同じものを食べるわけにはいかない。昔みたいにご飯に味噌汁かけてとかやってると腎臓がパンクするらしいし。自分が親の家にいた時代には煮干だけ食べていたけれど、あれはたまたまそれで良かっただけかもしれない。それにマレーシアでは塩分が少ない煮干は売っていない。

と言うわけで、どうしてもカリカリに頼らざるを得ない。

以前は人間と同じで99ショップ (マレーシアのミニスーパー) で売っている安いのをずっと食べてもらっていて、彼らもそれが好きだったのだけれど、ツブアンにアレルギーが出てから医者に勧められたロイヤル何とかと言う高いのに替えている。おかげでもうほとんどアレルギーは治ってきている。薬もつけているのでそれが効いたのかどうかは、本当はわからないが。

で、、今の猫ご飯の値段。これがけっこう高い。医者には値引きしてもらっているけれど、スーパーで売っている1.5kg入りの袋詰めに換算すると700円程度。スーパーで売っている普通のだと同じ1.5kg袋が350円だから2倍弱って事になる。

はっきり言って、その価値があるのかどうか、良く分からない。世の中の多くの猫達はスーパーの猫ご飯で一生過ごすわけで、700円になると2倍長生きできるのか? うーん? 医者にかかる頻度が1/2になるのか? うーん? 確かに毛艶は良くなっている。手触りが食べるご飯によってけっこう変わる。でも、それが本当に健康に良いかまではわからない。


そこで猫ご飯について日頃から思っている疑問を3つ。

1) 猫ご飯の高い値段と原料に魚や肉をふんだんに使っているとか、オメガ何とかやDHAまで配合していると言うのは、実は食べている猫に効果がある事じゃ全く無くて、猫ご飯を買って食べさせる人間の罪の意識を軽減させるのに効果を発揮してるのではないだろうか?

そりゃ、肉とか魚とか買ってきて食べさせてあげたいよ。でも、経済事情考えるとどうしてもカリカリに頼らざるを得ないのだ。下手すりゃ一生、うちの猫達はこのカリカリだけ食べて生きるってわけじゃないか。人間と言えば、あまり豊かじゃないにしろ、魚も肉も選べるし、お菓子だって果物だって食べられる。猫とは大きく違う食生活。

と、人間としては罪の意識ってのが常にあるわけで、そう考えると、猫ご飯のいろいろな能書きと値段は実は人間のその部分を狙ったものなのかも知れない。


2) 猫ご飯のツナ、シーフード、チキンなどのフレーバー。あれは実際に猫達はツナならツナとちゃんと認識できるものになっているのだろうか? 袋を開けて匂いを嗅ぐ。どれも皆同じようなもので何がツナで何がチキンなんだか全然わからない。あれは本当にそのフレーバーと言うのがそれらしきように入っているのだろうか?

実は、付けている色がちょっと変えてあって、実態は皆同じだったりしないのだろうか?

もし、袋だけ違っていて中身が全く同じものだった場合、気付いてクレームを言える人は世の中にいるのだろうか? 居ないような気がする。だって、少なくとも人間にはあれのどこがツナだかチキンだか、全くわからないと思うから。(まさか業界あげて全員詐欺って事はないと思うけれど。)


3) なぜ猫ご飯の産地はどの会社の製品もタイなのか?
不思議だ.... ヨーロッパとかアメリカあたりの超高級猫ご飯以外、なぜか全てタイ製。実は作っている会社って1つか2つ位しか無いとか?
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