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もんく [とある南端港街の住人になった人]

仕事は楽しいかね

この歳になって読むべき本ではないと思うが、物事はいつ始めても遅くはないらしいので良しとしよう。

この本は以前紀伊国屋で立ち読みし始めたら最後まで読みたくなったので次の週と2回通って全部読んでいたもの。買えば良いと言われるだろうが、立ち読みで半分まで読んでしまってから後の半分のために定価+50%で買う決心がつかなかったのだ。マレーシアでは本が高いのだ。

自己啓発本のほとんどは著者の体験から、このやり方が正しい、ほとんどこれしか無いと書いてある。その論理の補強のために他人の経歴やエピソードを参照していかにも、と言うことになっている。それにもそれなりの正しさは確かにある。なぜなら、著者が実例だからだ。

それにしても、受験勉強の方法何かしらその類の本と同じで、実際にはそれと同じ事を誰がやっても出来るわけじゃない。そしてその行き着く先、成功と言うもの、そのポジションだって世の中にはそんなに多くはない。

この本に関してはまずもって何が成功と呼べるものか、それだって不可知だろう、と、そこから発想が違う。そして方法論だって人により場合により様々だと言う立場から書いている。その先が他人がこれぞ、と言う絵に描いたような成功につながっていなくとも、過程は楽しめるかもしれない。

その意味でこの本は面白い。


キャサリンさんによく週末の予定を立てろ、将来の予定を立てて行動しろと言われる。

自分としてはそれはほとんど不可能だと感じている。予定を書いて少し経つと考えが変わって書き直さなければならないの面倒である。書き直す時にあまり突飛に見える事を書いてしまうと却下される。これまでの人生におい何も予定通りにうまく行った試しがないのである。

マレーシアに来て仕事をして生きていくことも、マレーシアに来てからでさへも考えていなかった事だ。そもそもキャサリンさんと結婚などするつもりはこれっぽっちも無かったのに、今こうしているのだ。

こうした事実に直面してなにをどう予定を立てれば良いと言うのだ。まして目標など。
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