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もんく [とある南端港街の住人になった人]

そろそろグレードアップしてもらう

現場管理人はマレー人なんだけれど、そろそろ慣れてきたのでグレードアップしてもらおうと思っている。

いつも書くように現場の管理を任されるとほとんどのマレーシア人は人に命令するのが仕事になってしまう。命令はするが結果は出ない。結果を回収しない。回収しないとどうなるかと言うと、命令される方はそれがわかるので命令だけ聞いて実行しない、放っておくという状態になる。

こう言うのはマレーシアにはどこでもあって、以前にちょっといたマレーシアで一番の利益を出していると言われる有名大企業など正にそれだった。現場管理をやっているチャイニーズは毎朝怒るのが仕事になっている。もちろんそれが仕事になるのは怒るネタが毎日あるからだ。シジフォスの労働的な毎日を過ごす事になるのだけれど、彼らはそれが仕事だと思っているから苦労ともバカらしいとも感じないらしい。

と、余談はそれくらいにして、グレードアップの話だ。

要は、毎日繰り返すバカみたいな命令の習慣を止める必要があると言う事だ。それに必要なのは仕事をコンピュータのプログラミングだと思ってやる事に尽きる。

工場の生産活動など、所詮は繰り返し仕事。だとすればやる事の種類は類型化できるに決まっている。1分のサイクルの工程もあれば、1時間のものもある。それにしても繰り返しには違いない。また、週の初めの日の作業であれば1週間サイクルの仕事と言う事にもなる。

そう考えると、管理人の仕事は逐次命令して回る事じゃない。プログラミングの方が近い。命令などしなければならないとしたら根本解決を怠っていると言う事でもあるし、夜勤は何もしないのか?、と言う事にもなる。

ま、簡単に言うと、仕事をパターンとして捉えてパターンが成立するように準備するのである。

まずはマニュアル、チェクシート、音、光、貼紙、画面表示、管理人の定期または不定期なチェックを組み合わせる。パチンコの釘みたいな物を各所に配置して全部穴に入れるイメージか?


と言うわけで、今日はそのレクチャー第一回目。どうなります事やら。
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