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もんく [とある南端港街の住人になった人]

仕事中にFacebookをやれ

工場の中で自分のとこの職場だけ仕事中にFacebookやっても良い事にしている。

以前の新聞記事に出ていた事だけれど、マレーシアでは仕事中にFacebookやっている人と時間が相当多いらしい。日本でこんなにスマホって言う前からマレーシアはスマホだったみたいだけど、その原因はFacebookだった。普通の携帯電話からパソコンとか無くていきなりスマホだったからけっこう社会現象的になっていたんじゃないかと思う。

でも、会社ではFacebookなんかをやってるのはもちろん仕事しないで遊んでると思われるわけで、普通はどこも禁止って事になっている。ちょっと前ならスマホじゃなくてカメラが付いた携帯が秘密保持の目的で禁止だったけれど、今はそれよりオモチャ持ち込み禁止みたいな意味の方が大きい。

で、なぜ同じ工場内で自分のとこだけ禁止してないのかと言うと、ハッキリした休憩時間が無いから、と言うのが第一。普通に仕事してると、1シフトでnサイクルになるのだけれど、サイクルとサイクルの間が休憩じゃなくて、実は一番忙しい。だから機械が動いている間に休憩自分たちで決めて取って良いようにしている。でも、休憩時間に問題が発生すると、休んでいても仕事にもどらなければならないので、休み時間が休み時間とも言えなくなってしまう。

だから、椅子に座った時にFacebookしてても全然OK。だって、仕事中か休憩中か誰にもわからない。

第二の理由が、彼らの仕事が1日に12時間あるから。人間、どう集中しても6時間が限界。12時間が拘束時間だからと言ってその間に仕事の事だけ考えろと言っても絶対に無理。それにいつでも集中力が必要なわけじゃなし。緩んだり締めたりは仕事の流れによって必然的に決まってくる。緩められる時には緩んでいた方がいざという時に力が発揮できるのだ。それに危険防止にもなると思っている。

その12時間を自分に当てはめて考えれば容易に想像できると思うけれど、12時間ぶっ続けでガリガリ、それを週に6日、契約で3年間国に帰れない、家族や友達に会えないなんて事になると絶対に気が狂う。


第三の理由は報告し易いから。

ある程度のレベルの人間は報告書が書ける必要があるのだけれど、普通の作業者はそんな事できない。だって元々字が書けなかったり、字は書けても文まで到達しなかったりする。ましてや文章なんて絶対に無理。スマホなら写真が送れるし、友達に送るのと同じような感覚でちょっとした言葉を気軽に送れる。鈴木様とか、よろしくお願いしますとか、面倒な作法も要らない。受けるこちらもありがとね、で気楽に情報が集められる。こっちが休んでても外出しててもOK。

とまあ、そんなような事で、遊びのように仕事するのにFacebookとかスマホは禁止したくないと思っている。No Facebook, No jobなのだ。
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