バリ島が狙われるワケって？

「バリ島が狙われるワケ」って東京新聞の記事にあるが、そんな事に疑問を持つ人がけっこういるんですね。先日来3人の友人からも「どうしてバリ？」ってメールで書いてきていたからやっぱり疑問を持つ方が普通なのかなあ。

東京新聞にはインドネシア的事情なんかが書いてあってそれはそれで分かり易いんだけど、普通に考えて欠けている部分がある。

1.バリはインドネシアで唯一のヒンドゥー教の島なのでイスラム過激派がテロを起しても他のムスリムから批判されにくい土地である。

2.バリは観光地としてお金持ちの島であり、インドネシアでは優遇されている土地に見える。ここを爆破してもインドネシア的には「妬まれても仕方ない」と思える。

3.バリはジーンズ、コカコーラ、マクドナルド、ビールなどのお酒(イスラム教ではお酒は禁止の建前)がたくさんありインドネシアの他の島よりアメリカかぶれしている。ムスリムから見たら「間違っている」ように見える可能性がある場所だ。

4.もちろん観光地なので無防備な欧米人がたくさん集まっており、標的にし易い。

何故こんな当然の事が何で書いてないんだろう。
バリ島は世界でも稀に見る恰好の標的だと思うんですが、むしろ3年間も何も起こらなかったことの方が不思議なくらいなのに。