もんく [マレーシアで働いて13年→2022猫を連れて日本]

初詣、行きましょう。

年始には初詣だが、仕事に入る前には朝礼がある。
特に必要な報告事項などはほとんど無い。
別にやりたくてやっている朝礼ではない。今までずっとやってきたから、どちらかと言えば止めるきっかけが無いままに続けているだけの事。しかもこの伝統は台湾に来てまで継承されている。たいした人数でもないのに。


こればかりではない。
日本人のビジネスには決まり事がとても多い。
面倒臭いと言ったらこれ以上のものは無いほどだ。

だが、ほとんどの者はその慣習的行事に意味らしきものの片鱗さへ見出していない。
何のためにそれをするのか知らないし興味すら無い。
ただそれに従って時を過ごせばそれで足りるものもあると言うだけだ。
考えていたって始まらない。

けれども中にはそれを執り行う事が使命と感じている無邪気な者もいて、もちろんそれは一応正論だったりルールなのだから当然行われるべき儀式として続けられることになる。


そうなってくるともう、それは守るべき伝統であり儀式となり神への御捧げとなる。
儀式が開始された当時は意味をもつやり方だった可能性もあるが、それが継承されるに従って意味よりも形が、それを行う事自体が目的になっていく。

そして儀式は人々を拘束し自由を奪う。想像力を奪う。進歩する手段を葬り去ってしまう。


日本人はいつしか伝統儀式の僕(しもべ)となってしまった。
今や若者はそこにある物や方法やルールや法律を当然のごとく利用するだけの存在だ。

日本人は立派なVoodoo教徒なのである。
初詣はVoodoo寺院へどうぞ。
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