お金をどうやって持っていくかはいろいろなノウハウがある。
a.国際キャッシュカードを使い日本の口座から下ろす。
手数料がけっこうかかる。下ろせる日額も決まっているので急に多額のお金が必要なときには使えない。こんな場合は現地A銀行から限度額まで下ろした後、隣のB銀行からも限度額まで下ろせたりする事があるのであきらめないで試してみるべき。ところで最近のキャッシュカードは海外でも使えるって知らない人が多いみたいだ。
それとインターネットで取引できるようにしておいた方がさらに便利。ソニーバンクなどのネット銀行は通常の手数料も為替手数料もかなり安い。1USDと円を交換するのに片道1円もとられたらいやだからね。
シティバンクは為替手数料は高いけれど海外送金手数料が安い。それに日本のシティバンクに口座があれば海外で口座を作りやすいってこともあり。とくにシンガポールのシティバンクみたいに金利に税金が発生しないところに口座を作りたい場合には先に日本のシティの口座はお勧めだ。
b.現地に口座を作る。
特に途上国では金利が良いので口座が作れるなら作るのが良い。しかし国によっては為替差損が発生するので短い期間ごとにメンテナンスすべし。日本円の生活費を持っていくと高額預金になるのですぐに使わない残高は定期預金にする。口座を作れるとすれば必要書類はパスポートだけだ。それに日本の銀行で外貨預金するより高金利で有利だ。
また国によっては外国人向けの金利が低いかもしれないので注意。そんな場合に現地で知り合った現地人が名義を貸してくれると言っても乗らない方が良い。ぜったい取られるから。間違いない。
銀行と言っても日本のように倒産しそうになった銀行を税金を使って守ってくれる国ばかりでないので預金する銀行を選ぶのには注意が必要です。例えばインドネシアではスハルト時代に簡単に銀行を作ることができるようにしてしまったために空中店舗が1つしかない銀行がたくさんできたことがあった。銀行員は2人乗りのカブで個人からお金を集めたりテレビを買うときのローン(サラ金並みの高金利)を売っていたものだ。当然その類の銀行はよくつぶれた。行く国が決まったら銀行のことは調べておくべきだ。
c.クレジットカード
会費無料のクレジットカードでも海外旅行保険が付くものもあるし持っているべき。中級以上のホテルではこれが無いとお金を持っていても信用されないと言うこともある。でも注意しなければならないのは日本より途上国の都市部ではスキミングが多いってことだ。持っているべきだけど隠しておいた方が良い。
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