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もんく [とある南端港街の住人になった人]

活断層の母、ついに振り込めサギの餌食

海外に住んでいるからと言って日本にいる親族との連絡頻度が少なくなると言う事はない。なぜなら日本にいてもどこにいても特に用がない限り連絡などしないから。つまり減る前に連絡などしないのだ。

それが今日、何と自分が活断層の上の母のところへ電話をかけた。と言う事は余程の事だったのだ。実は千葉のある個人経営の会社が倒産してその借金の保証人になっていたためにお金を払わないといけない。額面で200万円のところ負けてもらって196万円、今日中に払わないといけない。だからお金貸してくれないか、と。

母に電話を2回かけた。どうしてもお金が必要なのだ。

と、誰にもわかる通り、電話をかけた自分はこの自分じゃない。明らかに振り込めサギだ。活断層の母は半ば本気だったがどうにか最後のところで踏ん張ってお金は払わなかったそう。そして警察にも電話してそれはサギだから相手にしないようにと助言してもらったとか。

それからマレーシアに電話してきたけれど、こちらは非通知だったし最近イリアンジャヤだかジンバブエだか忘れたけれどそう言うところからかかってきて高額な電話代を騙し取られるみたいな事も聞いていたので受けなかった。結局夜になってそれが活断層の母の電話だと知った。

活断層の母曰く、本人じゃないとわかって安心したとの事。おーい、待ってくれよ、いくらマレーシアで給料安いとは言え、たった200万円で活断層の母に2回もわざわざ電話して金貸してくれなんて言うものかい! 2億円とか言ったらそりゃ大金で、少しでも借りられるところからと思うかもしれないが、たった200万円かよ! そんな金でわざわざ電話なんかするかい!

だいたいにおいて、安心したとか、頼むねとか何なんだ! こっちが頼むよだ。仮に知ってる人の名前が出たにせよ、金の話が始まったらそれ以上話聞かないで電話切ってくれ。例え親子でももともと出せる金があるほど裕福じゃない。それで生きるの死ぬのって言われたら息子(自分も息子だ)でも死んでくれって言ってやれ。

と言うわけで被害は無かったが、とうとう噂のアレが来たのだった、活断層の母の身にも。これからもまだまだ来るだろうなあ。何せきっと電話番号誰かに売られちゃったんだろうから。
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