この街にはいくつか大きなスーパーがあって、行くとコーヒーの棚を見て回る。そしてたまに他の街のスーパーやお店でもコーヒーを見るが、気付くのはエスプレッソ用の豆や粉があまり無いという事だ。
最近はエスプレッソを出す店が多くなっているが、明らかにエスプレッソ用の豆や粉を使わずにエスプレッソマシンで抽出したコーヒーを飲ませるのだなと思っていたが、そうか、そもそもエスプレッソ用の豆や粉の供給が少ないのかもしれないな。
昔、むかしのその昔、エスプレッソというのを初めて味わったのは、確か、諏訪湖のほとりにある北澤美術館かその近くにあるレストランだった。エスプレッソが一般的でなかった事もあってその味の違いに驚いた。あれから約40年、エスプレッソを巡る環境はここ日本では未だ整わず、その前にネスプレッソに占領されることになってしまったようだ。
というのは、先日ヨーロッパ産エスプレッソ豆(粉)をいただいてエスプレッソメーカー(マキネッタ)の中古を探し回っていたが全く見当たらず、ネスプレッソのマシンばかりが出回っていた。専用カプセルは1杯分で100円。それに味はお仕着せ。・・・あり得ない。